「それでも笑顔ではたらいてほしいからオススメしたい本があるッ!」に寄稿しました

それでも笑顔ではたらいてほしいからオススメしたい本があるッ!」に寄稿しました。
20代の人たちを対象に「はたらく喜び」「はたらく意義」「はたらく姿勢」について考え、「勇気づけられる、元気がでる」本を紹介していくサイトです。

 

それでも笑顔ではたらいてほしいからオススメしたい本があるッ!

 

今回紹介した本は、フランツ=カフカ・頭木弘樹編訳「絶望名人カフカの人生論」。内容的にはかなり後ろ向きだし、直接働くことに役立つ本ではありません。でも「勇気づけられる、元気がでる」本だと思うのです。
とかくポジティブであることが推奨され、ネガティブはだめ、と言われることが多いですが、でもわたしはネガティブになったときはその気持ちを認めどっぷり浸った方が、結果的には浮上しやすいと感じます。
それで今回「20代の、ポジティブがしんどいと感じている人たちへ」としてこの本を紹介しました。

他の方のおすすめ本はバラエティに富んでいて、どれも興味深いです。20代はとうの昔に過ぎたわたしでも「これは面白そう」という本を見つけました。

このような機会をくださったRecipSさん、ありがとうございます。

 

絶望名人カフカの人生論
フランツ・カフカ
飛鳥新社
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《気になる》鉄条網の歴史 ~自然・人間・戦争を変貌させた負の大発明

確か中学の社会科教科書に、どこかの国境の写真がありました。二重の鉄条網で仕切られている国境です。
わたしが持つ鉄条網のイメージは、この写真に由来している気がします。
そこまで頑丈な鉄条網はさすがに見たことはありませんが、有刺鉄線やそれに類するものを使った仕切りは、自分の周囲にも多く存在します。
鉄条網は構造自体は非常に簡単です。そして他者の侵入を防ぐ効果も高い。だからこそ広く使われるようになったのだろうし、社会そのものや戦争にまで変化をもたらしたのですね。鉄条網がいったいどんな歴史をたどってきたのか、気になります。

人間の社会は「仕切られる」ことによって成り立っていることが多いんだな、と改めて思いました。その究極が国境かもしれませんね。

 

鉄条網の歴史 ~自然・人間・戦争を変貌させた負の大発明
石 弘之 石紀美子
洋泉社
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《気になる》正しいブスのほめ方

なんともまあミもフタもない、すごいタイトルです。
しかし世の中を渡っていくためには「ほめられる所がない人でもほめるスキル」が必要になることもあるのは事実です。ほめるところがない、あるいはほめたくない相手をほめるのは、悪く言えば「おべっかを使う」、よく言えば「相手にいい気分にして、うまく動いてもらう」こと。自分がやりたいことをやるため、自分の身を守るためには必要なことではあります。

仕事をこなすためのスキルに対して、社交辞令を言ったり雑談するスキルは軽視されることが多いけど、物事をスムーズに進めたり相手との関係を下手に悪くしないためには必要ですからね。同時に「社交辞令をうまく受け流すスキル」がないとだめだろうけど。

ハウツー本というよりネタ本として楽しそうです。

 

正しいブスのほめ方
正しいブスのほめ方

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トキオ・ナレッジ
宝島社
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大江千里「サヴォタージュ」を聞いて思ったこと

最近大江千里の「サヴォタージュ」という曲が妙に気になり、くり返し聞いています。
この曲は1988年発売のアルバム「1234」に収録されています。これは発売直後に購入していますが、当時は特に気にならなかった曲です。

 

[youtube]http://youtu.be/HrxZ4qqGeoI[/youtube]

 

歌詞はこちら

一番ひかっかるのはここ。

誰とでもいい 話がしたい
だけど話すことが何もない

どきりとする言葉です。

本当に伝えるべきこと、伝えたいことなんてないのに、それでも何か言葉を発しようとすることは、自分にもあると思うから。
「何かを言いたい」のと「伝えるべきことがある」は、必ずしも一致しませんしね。
そしてたくさんのことを話しているからといって、必要なことや大切なことが伝わっているとは限らない。本当のことを言いたくないがために、それを隠すために空虚な話ばかりが積っていくことだってあるかもしれない。

でもその一方で、実際に話してみないと本当に話すべきことには行き着けない、ということもあるでしょう。
いきなり何かすごいことをしようと思ってもできるものではなく、何かをまねてみるなど、とりあえずできることから始めないと、自分の適性とかやるべきことには行きつけない。
だから、本当は何もないかもしれないけど、でも何かを発していくことは大切かもしれません。

引っかかった箇所だけでなく、全体的に静かに熱い曲だと思います。今だからこういうのがわかるのかもしれない。
静かな熱さは、いつまでも忘れないでいたいですね。

この曲は東京の光景を歌ったものでもあります。わたしが都内に住んでいたのは数年で、これまでの人生は東京・首都圏以外で生活している時間の方が長いのです。
でも大都市圏周縁に住み大都市圏が活動の場になっている現在のわたしの生活にも、妙に合うなと思ったりします。

 

1234
1234

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大江千里
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《気になる》工場

敷地の真ん中を公道が走っているような広大な工場から町工場まで。三河国は工場が多い場所です。なんの工場か分かるものもわからないものもありますが、やはり自動車関連の工場が圧倒的に多い。
いわゆる企業城下町はみんなそうかもしれませんが、町そのものが工場と、その工場を所有する会社で働く人を中心に回っている面もあります。一昨年の夏に自動車産業の休日が土日から木金に動いたとき、それ以外の業界で働く人にも様々な影響がありました。

友人のうち数人が「中の人」なので巨大な工場もまったく未知の場所ではありませんが、それでも出版社サイトの紹介文にある

何を作っているのかわからない、巨大な工場。敷地には謎の動物たちが棲んでいる——。

という奇妙さを、工場群には感じます。
そんな工場を舞台に、どんな物語が展開されるのでしょう。気になります。

 

工場
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《気になる》大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー

編者が今一番読みたい作家に「本屋さんを舞台に、魅力的な物語を」というリクエストを出し、書かれた物語を集めたアンソロジーです。非常に贅沢ですね。
書店を舞台にした小説は、あまり読んだ記憶がありません。書店で本を探す楽しみは、森に分け入ってきれいな植物を探すのに似たところがあると思います。この本を読むのは、玉手箱を開けるような感覚になりそう。いったいどんな物語が飛び出すのでしょう。

和菓子をテーマにした「坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー」、ペットをテーマにした「近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー」もあります。どちらもとても楽しい時間が過ごせそうです。

 

大崎梢リクエスト!  本屋さんのアンソロジー
大崎 梢
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坂木司リクエスト!  和菓子のアンソロジー
坂木 司
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近藤史恵リクエスト!  ペットのアンソロジー
近藤 史恵
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《気になる》赤と白

櫛木理宇さんのことは全く知りませんでしたが、偶然読んだこの対談に出てきた「雪が嫌になるくらい降ってくる」という始まりに強く惹かれました。
わたしは東北の、それほど雪は降らない場所の出身ですが、雪がもたらす息苦しさやうっとうしさはよくわかる。あの感じをどう物語に活かしているのか、とても気になります。

先日北陸出身の知人と話していて
「雪は絶対きれいじゃない、雪はうっとうしいものでしかない」
という点で意見の一致を見ました。
雪はすべてを覆って白くしてしまいますが、それが溶けたときに現れるのは一冬分のゴミです。雪解けの時期は確かに解放されたような気分にはなるけど、同時にゴミと泥で別のうっとうしさが襲ってくる。

実家を出て上京した後、わたしは以前ほど冬が嫌いでなくなりました。太平洋側の冬は乾燥して風が強いのが難点ですが、青空の日が多いというのは何物にも代え難い。

 

赤と白
赤と白

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櫛木 理宇
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《気になる》カラスの教科書

カラスは好きだという人より嫌いな人の方が多いでしょうね。カラスでまず思い浮かぶのが、可燃ごみの収集日にごみ袋を襲撃している姿。今住んでいるマンションのごみ捨て場は金網で覆われているので安全? ですが、近所のごみ捨て場では毎度襲撃が発生しています。

自宅周辺は典型的郊外の住宅街で、色々な鳥を見かけます。姿は見たことがありませんが鳴き声がしたので、きっと雉もいます。しかしカラスは別格です。特別大きい鳥でもないのに存在感がすごい。黒一色はそれだけインパクトがあるんですね。
でも、カラスがどんな鳥かはほとんど知りません。「頭がいい」というのは聞いたことがあるけど、どんな風に頭がいいのかはわからない。カラスが電線から人間を見下ろすとき、いったい何を考えているんでしょうか。
そんな身近な、でもよくわからない鳥についての教科書。こういう身近なものにこそ驚きが隠れてることが多いので、読み物として楽しめそうです。

 

カラスの教科書
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松原 始
雷鳥社
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《気になる》半年で職場の星になる! 働くためのコミュニケーション力

コミュニケーション力の大切さは至る所で説かれています。確かにコミュニケーションが満足にとれない人とつきあうのは大変だし、仕事でもマイナスが大きくなります。

その一方で、こうも思います。「『コミュニケーション力がある』って、どういう状態のことを言うの?」
非常に重要なのはわかるけど、とてもあいまいな「コミュニケーション力」。人対人で何をしたいか、どうありたいかで指すものが変わってくるせいで、わかりにくくなっているのかもしれません。

この本ではコミュニケーション力について「相手をわかる」「自分を表現する」を中心に書かれているようです。どちらも仕事をスムーズに進めるためには欠かせません。仕事の多くが人に何かを頼んだり頼まれたりすることで成り立っているから、どちらが欠けていても結局自分が困るんですよね。
仕事そのものだけでなく、同僚との人間関係でもそうかも。トラブルまでは行かなくても、ちょっとした行き違いなどで気まずくなってしまうこともあります。そんな時にもちゃんと「相手をわかる」「自分を表現する」ことで、困ってしまうことを避けることができるかもしれないですしね。

いい年してコミュニケーションの取り方で悩むことも多いのですが、こういう本で今一度自分のあり方を振り返ってみるのもいいかもしれません。

 

半年で職場の星になる! 働くためのコミュニケーション力 (ちくま文庫)
山田 ズーニー
筑摩書房
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《気になる》できるポケット Amazon Kindle クリエイティブ読書術

本は紙の本で読む、電子書籍は不要と思っていますが、最近Kindle買おうかな、とも考えるようになりました。この記事を読んだのがきっかけです。読書のためではなく英語学習端末として割り切って使うのもいいかな、と。
英語の勉強のために洋書をたくさん読んでみたいけど、1冊1冊買っていくとお金結構かかるしなぁ、思っていたら、Kindleストアには無料の英語絵本がたくさんあると言うではないですか。最初のうちはそんな難しいものは読めないだろうし、Kindle1台あれば結構いけそう。
そんなことを考えていた時に見つけたこの本。わたしがやろうとしていることとはかけ離れた内容だとは思いますが、Kindleって何ができるの? こんなことができる! を知るにはよさそうです。

ほんとにKindle買っても、「読書」は紙の本でします。そこは変わらない。

 

できるポケット Amazon Kindle クリエイティブ読書術
倉園佳三 できるシリーズ編集部
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