投稿者: sazanami

《気になる》正直シグナル—— 非言語コミュニケーションの科学

以前仕事で外国によく行く人がこんなことを言っていました。

「例え言葉が通じない相手であっても、意地悪はすぐ通じる」

例え相手が自分の知らない言語で話していても「意地悪なことを言われた」というのはすぐわかるんだそうです。当然逆も成り立ちます。
意地悪を言っている時には、雰囲気も意地悪になっているのでしょう。
コミュニケーションは言葉だけでは成り立たないものです。確かにその場の雰囲気に支配されてしまうことはよくあります。
見えないものに支配されるのも、見えるものに支配されるのも、どちらも怖いことではあります。雰囲気が見えるようになったら、一体そのときには何が起きるのか。
少し怖い気もしますが、この本で「その時」を見渡すのもいいかもしれません。

 

正直シグナル—— 非言語コミュニケーションの科学
アレックス(サンディ)・ペントランド
みすず書房
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《気になる》嘘の見抜き方

「うそは常備薬、真実は劇薬」とは、河合隼雄「こころの処方箋」に出てきた言葉です。
嘘をついたことがない人はいないでしょう。罪のない嘘は生きる上で必要になることも多いけど、それに頼りすぎるのも問題です。
自分が誰かに嘘を言われたとき、それをいちいちあげつらって攻撃する必要はないけど、自分が嘘をつかれたことは知っておきたい。
そんなとき、東京地検公安部長を勤めた著者の持つテクニックまでは必要ないでしょうが、これまでにどんな嘘と戦ってきたのか、そしてそれを破る手立てをどう編み出したのか。読んで単純に楽しんで、驚いてみたいです。

 

嘘の見抜き方 (新潮新書)
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こころの処方箋 (新潮文庫)
河合 隼雄
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《気になる》Illustrated Guide to Home Chemistry Experiments

家庭で化学実験をするためのガイドブックです。おそらく簡単な機材と日常生活で手に入るものを利用した実験が主体なのだと思いますが、結構色々な実験ができるようで楽しそうです。
昔化学は結構好きでしたが、今ではすっかり離れてしまいました。図説を見て読むだけでも、頑張れば英語の勉強と化学の再勉強になりそうです。

アメリカではかつて化学実験セットがポピュラーなクリスマスギフトだったのですね。日本では「○年の科学」の付録で実験セットがついてきましたが、これが結構好きでした。簡単なカメラで一生懸命写真撮ったり、カブトエビを育てようとがんばったり。

 

Illustrated Guide to Home Chemistry Experiments: All Lab, No Lecture (Diy Science)
Robert Bruce Thompson
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《気になる》ふしぎな110番

わたしは110番したことはありません。
救急に関しては、そのほとんどが救急車を呼ぶまでもない通報であることが社会的にも問題になっていますが、110番も似たような面があるようですね。
実際多くの通報があるのは、それだけ救急も警察も頼りにされているから、と言えるのかもしれません。でもその通報が、警察なり救急側にとっても本当にそれらを必要とする人にとっても、困った事態を引き起こす可能性も高いですからね。安易に利用するのは慎みたいものです。

よく子供の頃「『ごめん』で済めば警察いらない」なんて言い方をしましたが、何かあると警察を持ち出す人って結構多いのかもしれません。
本の表紙には子供の通報が書かれていますが、一体どんな110番通報があるのか、一種の怖いもの見たさで興味が出てきました。

 

ふしぎな110番
ふしぎな110番

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《気になる》ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた

子供の頃ウルトラマンをテレビで見た記憶がかすかにあります。でもそれがどのシリーズだったのかはまったく覚えていません。おそらく弟が見ていた夕方の再放送を一緒に見ていたのだと思います。
ウルトラマン=特撮というイメージしかなかったので、この本のタイトルはかなり意外です。ウルトラセブンの音楽についてはまったく記憶がないし、クラシック音楽が使われていたなんて想像もつきませんでした。
でもこんな意外なタイトルがつくくらいだから、音楽の使われ方が画期的だったのでしょう。ウルトラセブン全編を今から見返すのはかなり大変ですが、この本で音楽のエッセンスに触れてみるのもよさそうです。

 

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた
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《気になる》そのとき、本が生まれた

今自分が読んでいる本。それはいつどこでできたのでしょう。答えは「本とは何か」の解釈によって違ってくるかもしれません。
現在の本が成り立つためには、活版印刷の発明は不可欠だったでしょう。でもそれだけなのでしょうか。
本は「形」と「中身」の両方があって初めて成り立つものです。聖書から始まって、現在のありとあらゆる種類の書物ができるまでどんなことがあったのか。
この本のタイトルは、かなりぐっときます。本が生まれた場所で、一体何があったのか。その世界にどっぷりつかってみたいです。

 

そのとき、本が生まれた
アレッサンドロ・マルツォ マーニョ
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《気になる》堕落部屋

堕落部屋。なんとも蠱惑的な言葉です。表紙の部屋は服に埋もれています。住んでいるのはコスプレイヤーでしょうか、それっぽい服が見えますね。
わたしは一人暮らし歴約15年ですが、片付いていない部屋での生活はあっても、趣味のものに埋まった生活はほとんどしたことがありません。貧乏とてつもなく暇なし、という生活が長かったのが主な理由です。
好きなものに押しつぶされそうな堕落部屋での生活、ちょっとあこがれます。実際押しつぶされるまで好きなものに囲まれる生活を送るには、それなりの覚悟がいると思いますが。

 

堕落部屋
堕落部屋

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《気になる》ファッションフード、あります。: はやりの食べ物クロニクル1970-2010

この本のタイトルを見てぱっと思い浮かんだのがティラミス。おそらく自分が初めて認識した「はやりの食べ物」がこれだったのだと思います。食事ならイタリア料理。今は完全な定番ですが、もともとは流行の料理というイメージがあります。
実際には、はやっていることを知らずに食べていたものも多いと思います。はやりから、最終的に定番化したものも。

どこかで「日本人がバランスのとれた食事ができるようになったのは1960年代に入ってからだ」と聞いたことがあります。この本は1970年からの「はやりの食べ物」を取り上げていますが、2つの年代にはなんらかの関連があるのでしょうか。
かつてどんな食べ物がはやっていたのか、と同時に、食環境の変化がどれくらい関わっているのか。その辺りが気になります。

 

ファッションフード、あります。: はやりの食べ物クロニクル1970-2010
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《気になる》犬の伊勢参り

伊勢神宮は一度しか行ったことがありません。でもとてもいいところだと思います。
この辺からだと、国道23号を突っ走っていけば着きます。終点が伊勢神宮です。
式年遷宮の効果か、ここ数年は参拝する人が増えているようですね。

この本のタイトルを見て「なんじゃそりゃ」と思ってしまいました。
お伊勢参りのブームは過去何度も起きていますが、犬まで伊勢参りをしていたんですか。
本当に犬が伊勢参りをしたのか? 一体どうやって? なぜその犬が伊勢参りをしたとわかったのでしょう?
謎は尽きません。

 

犬の伊勢参り (平凡社新書)
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《気になる》石川初 | ランドスケール・ブック — 地上へのまなざし

視線の高さは、自分の目が着いている位置から変わりません。でも、自分とは違う高さに視線を持って行けたら、そこには新しい世界が広がっているかもしれません。
視線を高いところに持って行くのは、それほど難しくないでしょう。展望台や超高層ビルに登ったり、飛行機に乗ればいいから。でもただ高いところから見下ろしただけでは、そこにあるものがどうやって作られたのか、あるいはどう変わってきたのかまでは、なかなかつかめないと思います。
この本は日常を過ごしている町などをスケールを変えて見つめ、それをキーワードによって読み解いていきます。普段とは違う視線の位置を得るだけでなく、そこで見えたものをどう読み解いていくのか、気になります。

 

 

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