投稿者: sazanami

《気になる》アイデアの直前 —タグボート岡康道の昨日・今日・明日

この本の著者、岡康道さんはクリエイティブディレクター、CMプランナー。わたしにとっては「強く生きるために読む古典」の著者、岡敦さんのお兄さんというイメージが強い方です。
「強く生きるために読む古典」が出版された際、日経ビジネスオンライン上でご兄弟の対談があり、それを読んだせいでしょう。
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就活生に「上から目線」と言われた兄、「次はいつ?」と慕われた弟:日経ビジネスオンライン

 

フカンして見るか、分け入って闘うか?:日経ビジネスオンライン

 

ゲームとして「強く生きる」方法はある?:日経ビジネスオンライン

 

岡康道さんが作ってきたCMには、見れば「ああ、知ってる」というものが多くあるでしょう。
30年にわたってCM作成の最前線でヒットを生み出してきた影には何があるのか、「アイデアの直前」には何があるのか。アイデアそのものより「アイデアの直前」に何があるのか、気になります。

 

アイデアの直前 ---タグボート岡康道の昨日・今日・明日
岡 康道
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強く生きるために読む古典 (集英社新書)
岡 敦
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《気になる》数学文章作法 基礎編

タイムラインをつらつら見ていたら、こんなツイートが目にとまりました。

 

大学入学後、まず「理科系の作文技術」「レポートの組み立て方」等を読まされました。当時こういう本があったら、ぜひ合わせて読みたかった。レポートはたくさん書かされましたが、慣れないうちは結構苦労しました。
もちろんこれからでも読みたい。現在はすっかり数式から離れてしまいましたが、何かの説明を文章で行う機会は結構あります。物事を正確に伝える文章を書くのは本当に難しい。
少しでもわかりやすい説明文を書けるようになるために、「数学文章作法 基礎編」ぜひ読んでみたいと思います。
基礎編があるということは、応用編もあるのでしょうか。あるならこちらもぜひ読みたい。

これで、本が当たったら嬉しいなぁ(^^)

 

書籍『数学文章作法 基礎編』

 

 

理科系の作文技術 (中公新書 (624))
木下 是雄
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レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)
木下 是雄
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《気になる》空気の名前

この本はタイトルがいいですね。空気につけられる名前とはどんなものか。心にささってくるタイトルです。
作者はメキシコ出身、舞台はモロッコです。本の中でどんな物語が展開されているのでしょうか。

去年くらいから海外文学に目が向くようになりました。それほどたくさんは読めませんが、まずは新しいものを読んで、合間合間に古いものも読んでいきたいと思います。
日本文学でも、これまでは今年出たばかりの新刊なんてほとんど読まなかったのですが、惹かれるものはできるだけ手に取りたいです。
海外文学でも日本文学でも、新しい物に目を向けるようになったきっかけはTwitter文学賞です。昨年から投票に参加しているのですが、せっかくなので投票時の選択肢を増やしていきたいのです。

 

空気の名前 (エクス・リブリス)
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《気になる》会社で働く苦しみをなくすシンプル思考

会社勤めを始めて、もうすぐ20年になります。勤め先は変わっていますが、どこで働いていても同じようなことは起きます。
上司でも同僚でも「はあっ!? なんだこいつ」って言いたくなる奴はどこにでもいるし、理不尽なことが起きて、関係ないはずの自分が割を食ってしまうこともあります。「殴りたい」と思った相手もいます。殴ってませんが。
もちろん会社勤めに限ったことではありませんが、働いているといろいろ辛いことが起きます。「なんで自分だけが」と思うこともあります。でも「○○が悪い」「**のせいだ」とグジグジ言っていても始まらないのもまた事実。
わき上がるイライラと上手に折り合いをつけて、できるだけつらいことを減らすためのヒントが得られそうです。

 

会社で働く苦しみをなくすシンプル思考
小倉 広
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余談
仕事に限りませんが、イライラをできるだけ減らすためにしていることがあります。
それは「嫌いな人のことは考えない」「イライラは形にして物理的に破砕する」。
どうしてもウマの合わない同僚、理不尽な上司。その人とのやりとりを思い出すだけで腹が立つことがあります。
一度腹が立つとしばらくそれが続いてしまうのですが、あるとき

「嫌いな人のことを考えてイライラムカムカしてる時間っていくら費やしても何もいいことない」

という趣旨のツイートを見て、なるほどと思いました。
確かに嫌いな人間のことを考えて時間を浪費してしまうのはもったいない。
そこで誰かのことでイライラしだしたら、「時間の無駄」と唱えて頭からイライラを追い出すようにしました。
もしそれでも収まりそうになかったら、いらない紙を用意して、そのイライラを書きつけます。罵詈雑言を書きたいだけ書いたら、その紙をシュレッダーにかけます。証拠隠滅が一番の目的ですが、悪口を書いた紙が破砕されるのを見ると結構すっきりします。

 

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《気になる》謎の独立国家ソマリランド

アフリカは、物理的にも心理的にも遠いところです。アフリカに対するイメージは「飢餓」「政情不安」などがどうしても先に来てしまいます。
しかし去年チママンダ=ンゴズィ=アディーチェの小説を読んで、アフリカはそれだけの場所でないと知りました。あくまでフィクションだけど、そこに書かれているアフリカ (この場合はナイジェリア) の姿は、実情から大きくかけ離れたものではないはずです。
そしてこの本。ソマリアは世界有数の危険地帯で国家も分断状態にあると言います。そんな中に平和な独立国家があるなんて知りませんでした。その国家は、ソマリアのイメージとはあまりにもかけ離れています。いったいどんな国なのか、そこに行くまでに何かあったのか。気になります。

 

謎の独立国家ソマリランド
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明日は遠すぎて
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《気になる》飛雄馬、インドの星になれ!—インド版アニメ『巨人の星』誕生秘話

「巨人の星」がインドでアニメになることは、確かNHKのニュースで見て知りました。
このときは「なぜ巨人の星なんだ」という「?」が頭を駆け巡りました。
わたしはまんがでもアニメでも「巨人の星」を見た記憶がありません。そもそも野球に興味がない。スポ根ものの作品が日本以外で受け入れられるものなのかもわかりません。
現在、日本の様々なアニメが外国で放送されるようになりました。その中で野球選手をクリケット選手に置き換え、ストーリーに登場するものを現地の文化に合わせ…という風に作品を1から作っていくことには独特の苦労があると思います。
インド放映までにどんな苦労があったのか、ビジネスノンフィクションとして楽しめそうです。

 

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《気になる》松本清張傑作選

数年前、これからは今まで読んだことのないジャンルの本を読むようにしようと思い立ちました。
これに当てはまるのが古典・海外文学・SF・ミステリです。
古典とSFは少しずつ手をつけ、最近は海外文学中心に読んでいますが、ほとんど手つかずになっているのがミステリです。
やはり読むなら海外ならクリスティー、日本なら松本清張あたりからか、などと考えていたのですが、どちらも作品が膨大でどこから手をつけてよいやら。
そんなことを考えているとき、この傑作選の存在を知りました。これなら迷うことなく読めそう。
選者は海堂尊・浅田次郎・佐藤優・原武史・宮部みゆき・桐野夏生の6氏という豪華版。
もともとは単行本で出ていたものですが、文庫化も進んでいます。それもうれしい。

全6冊のうち4冊が文庫化済で、このエントリを書いている時点では「憑かれし者ども—桐野夏生オリジナルセレクション—」の文庫版はまだAmazonに出ていないようです。

 

松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター: 海堂尊オリジナルセレクション (新潮文庫)
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松本清張傑作選 悪党たちの懺悔録: 浅田次郎オリジナルセレクション (新潮文庫)
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松本清張傑作選 黒い手帖からのサイン: 佐藤優オリジナルセレクション (新潮文庫)
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松本清張傑作選 時刻表を殺意が走る: 原武史オリジナルセレクション (新潮文庫)
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《気になる》統計学が最強の学問である

高校時代、数学の中で一番苦手だったのが確率・統計でした。大学受験では試験科目に確率・統計がある大学は慎重に避けました。
大学でも結局、統計学関連の授業はほとんど受けずに卒業することとなりました。
そんな風に統計を遠ざけてきたのですが、知識はちゃんと持ってないといかんよな、と今は思います。
この本のタイトルは何ともすごいですが、統計学が現在の社会にどう応用されているのか、概略を押さえるのによさそうです。

今思うと、わたしはきっと高校で確率・統計を担当した先生が嫌いだったんですね。先生が嫌いになった結果、確率・統計もだめになったのかも。若い男の先生で、そこそこ生徒に人気はあった人なのですが。

 

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《気になる》「死ぬのが怖い」とはどういうことか

家族を看取り、前日まで元気に働いていた同僚が翌朝突然亡くなったり、同級生の訃報も何度か届いたり、だんだんと死が身近になってきたと感じます。
小学生の頃に、突然「人は死ぬんだ」「死ぬのは怖い」と頭に浮かび、泣きそうになった記憶があります。今でも死は怖いと思います。しかし、小学生の自分が感じた怖さと、現在の自分が感じる怖さが同じものなのかはわかりません。そして確かに死は怖いけど、具体的に死の何かどう怖いのか、これもわからない。
「死」は哲学において非常に大きなテーマであると思います。「死とは何か」も興味深いけど、わたしはむしろ「なぜ死を怖いと思うのか」を知りたいと思います。
この本は自分の興味にぴったりだと思います。死に対する怖さは生きている限りなくならないだろうけど、なぜそう思ってしまうのかを知るきっかけにできればいいなと思います。

 

「死ぬのが怖い」とはどういうことか
前野 隆司
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《気になる》文化系トークラジオ Life のやり方

文化系トークラジオ」と銘打ったラジオ番組があるとは知りませんでした。
わたしはラジオとほぼ無縁に生きてきました。深夜ラジオを聞いた記憶もありません。ある程度継続的に聞いたのはNHKのラジオ講座くらいかもしれません。
それなりにラジオを聞くようになったのは、愛知に引っ越してきて車の移動が増えてきてからです。
もともとわたしはテレビをほとんど見ないのですが、最近ますますテレビが苦手になってきました。なんだか情報が詰まりすぎているような気がして、長時間見ていると疲れるように感じます。
その一方で、ラジオなら結構聞けるかも、と思うようになりました。実際に聞く時間が増えて、耳が慣れてきたせいかもしれません。
番組自体は聞いたことがないけれど、なんだか面白そうなラジオ番組をどうやって作っているのか、興味がわいてきました。

新聞を引っ張り出して確認したところ、残念ながら愛知では放送されていないようですが、ポッドキャストで聞けるようです。

 

文化系トークラジオ Life のやり方
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