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《気になる》入社1年目に出逢いたい哲学者の言葉

今日はいかにも新人という社会人を何人も見かけました。
学生から社会人になることで、自分を取り巻く世界は大きく変わります。かつて自分も変化について行くのに精一杯だったことを思い出しました。

哲学の解説本や「超訳」とでもいう本がたくさん出ています。わたし自身は超訳本を読むより原典に当たって悩んだ方が、その場ではわからなくても残るものが多いのでは、と思うのですが、気負わずにその世界に触れられるのは利点ですね。
「役に立つ」ものだけを追いかけない、自分の外にある世界の広さを意識できるようになるために、ちょっとしたときに開いて読むのによさそうな本ですね。

 

入社1年目に出逢いたい哲学者の言葉
小川仁志
ティー・オーエンタテインメント
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《気になる》森林飽和—国土の変貌を考える

日本では森林が飽和している? 考えたこともありませんでした。
花粉症の人がここまで増えたのは、杉の木ばかりを植えすぎたせいだ、という意見があります。しかし猿や熊の人里への出没と森林飽和に関連があるとは。森林が少なくなったせいだとばかり思っていました。
森林飽和が原因で、海辺の道路が脅かされる「砂浜消失」が起きている、ともあります。しかし一方で森を豊かにすることで、その森を源流とする川の注ぐ海を豊かにする、という考え方もあります。並列に考えることはできないとは思いますが、わたしには両者は正反対の考えのようにも感じます。

森林に対して自分が抱いていたものと正反対の考えが書かれているこの本、気になります。

 

森林飽和—国土の変貌を考える (NHKブックス No.1193)
太田 猛彦
NHK出版
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《気になる》銀座並木通り 池波正太郎初期戯曲集

池波正太郎はエッセイは読んでいますが、小説は読んだことがありません。また戯曲を多く書いていることは知っていましたが、これも読んだことも、上演を見たこともありません。どんな戯曲を書いていたのでしょう。
やはり池波正太郎だと時代劇なんだろうか、と思ってしまうのですが、この戯曲集に収録されているのは現代劇ですね。意外でした。
戯曲を読む楽しみももちろんあるのですが、もし機会があれば、上演されたものを見たいです。芝居の魅力は、他の表現からは一種独立したものだと思うから。

 

銀座並木通り 池波正太郎初期戯曲集
池波正太郎
幻戯書房
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《気になる》なぜねこは幸せに見えるの?─子どものための哲学のおはなし

猫は確かに幸せそうです。実家にいた猫を思い出してもそう思うし、友人が飼っている猫でもそう。
「猫みたいに生きられたら」なんて思ったこともあります。
わたしは猫派ですが、こちらのことを気にしつつ、でも「あんたはあんた、自分は自分」という姿勢を取るところが好きなのかもしれません。
本当に猫のように生きるのは難しいと思うけど、猫の処世術を身につけられたら色々なことが少し楽になるかもしれません。
この本は子供向けの哲学の本ですが、猫と一緒に哲学を考えられるのが楽しそうです。

 

なぜねこは幸せに見えるの?─子どものための哲学のおはなし
左近司 祥子
講談社
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余談
わたしが知っている、猫に関する言葉です。どちらもかなり昔に本で読んだものなので、出典は失念しました

  • 猫はブスほどかわいい
  • 「犬は人につき猫は家につく」と言うけれど、実際には猫は待遇につくんだ

 

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《気になる》すき焼き SUKIYAKI

すき焼きはずいぶん長いこと食べていません。自宅で鍋物をすることはそれなりにありますが、すき焼きはやりません。だいたいすき焼き鍋がない。
すき焼きに使う牛肉。そこに来るまでには非常に長い時間がかかっています。牛が生まれ育ち、食肉処理されて、そして食卓にやってくる。
食用の牛がどうやって誕生し、どうやって肉になるかは「いのちの食べかた」で見ていますが、これとはまた違った視点で肉の来し方を見つめられそうなのが興味深いです。

すき焼きは長いこと食べていませんが、嫌いなのではありません。あれば喜んで食べます。誰かご馳走してくれないかなw

 

すき焼き SUKIYAKI
すき焼き SUKIYAKI

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松本 栄文
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いのちの食べかた [DVD]
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《気になる》たたかわない生き方

ファッションの世界には疎いですが、評論家として長く第一線で活躍している大内さんのことは知っています。
最近「勝つための」とか「生き残るための」という言葉が本などにあふれている中、「たたかわない」という言葉が光って見えました。
生きていくためには戦わなくてはならないこともあるでしょう。しかし戦ってばかりの人生は疲れるし、なんだか寂しい。
戦うには強さが必要だけど、戦わないためにも強くなくては。言葉では同じ「強い」でも、あり方はかなり違うでしょう。
あえて戦わない選択をして、しなやかに生きていくためのヒントに出会えそうです。

 

たたかわない生き方
たたかわない生き方

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大内 順子
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《気になる》気になる科学 (調べて、悩んで、考える)

著者は確か毎日新聞「理系白書」のキャップをしていた方です。現在は科学環境部のデスクになっているのですね。
理系白書は新聞連載時にwebで読んだ記憶があります。多分全部は読んでいません。

Amazonのこの本の紹介文に

これを読んだら、もう理科は苦手、理系嫌い、なんて言えなくなります。

とありました。ここがとても気になります。
最初科学の最新トピックをざざざっと知るにはよさそうだなと思ったのですが、理科嫌いと言えなくするための強力な何かがあるのでしょうか。

 

気になる科学 (調べて、悩んで、考える)
元村有希子
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理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)
講談社
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余談
2004年に日本科学未来館で開催された「理系白書シンポジウム」を見に行きました。
このとき著者もパネラーとして登壇していました。
著者は高校で文転したそうですが、理系科目がなぜ嫌いになったかについて「(理系科目そのものではなく) 授業が嫌いだった」という趣旨の発言をなさっていました。
確かに文系理系問わず、科目そのものではなく授業または先生が嫌いで、結果としてその科目が嫌いになった人って多いかもしれません。

 

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《気になる》名作うしろ読み

名作のラストを集めた文学案内です。「いきなり最終回」の文学版と言えるでしょうか。
書き出しが有名な小説でぱっと思い浮かんだのは、ポール=ニザン「アデン、アラビア」。確かにラストよりは書き出しの方が印象に残りやすいし話題になりやすいと思います。
ラストはやはりネタバレと隣り合わせになるから、話題になりにくいのでしょうか。

小説の書かれ方はいくつもあるでしょう。まず書き出しの1文が思い浮かんで進められるもの、ラストシーンが先にあって、そこに向かって書き進められるもの。
この書き方が正しいとか優れているというのはありませんが、もしラストシーンが先にあったのなら、なぜそのシーンなのか、そこに向かうために作者はどうあがいたのか、それを追いかけるのも楽しい読み方のひとつだと思います。

 

名作うしろ読み
名作うしろ読み

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斎藤 美奈子
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いきなり最終回—名作マンガのラストシーン再び (1) (宝島文庫)
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アデン、アラビア/名誉の戦場 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-10)
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《気になる》幸せの女神は勇者に味方する 人生の新しい扉を開く50の提言

BOØWY全盛の頃、わたしは中学生でした。友人が大ファンで、地元のレコード店に貼られていたBOØWYの巨大ポスターをくれと店長に掛け合い、「いや、これは1万円出すと言われても譲りません!!」なんて言われていたことがありました。
わたしはファンではありませんでしたが、当時の盛り上がり方はよく覚えています。
去年布袋寅泰がロンドンに渡り一から腕試しをする、という記事を読んだとき「ああ、だから彼はここまで残れたんだな」と思いました。50歳という年齢で、それまでのキャリアを投げ打って外に飛び出していく力があるから、ギタリストとしてここまで名を挙げることができたんだと思ったのです。

人生の中で「勇者」であり続けることはとても難しいと思います。布袋寅泰自身も、新たに踏み出すまでに葛藤があったかもしれません。そこをどうやって超えていったのか、興味があります。

 

幸せの女神は勇者に味方する  人生の新しい扉を開く50の提言
布袋 寅泰
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《気になる》憧れの「野生動物」飼育読本

「高校生のための文章読本」に、森茉莉「猛獣が飼いたい」という文が収録されています。もともとは「贅沢貧乏」というエッセイ集に収録されている文章です。そこに書かれている、猛獣に囲まれて暮らしている若い女性は実在していないと思いますが、でもあこがれます。
この本に猛獣の飼い方が書かれているかはわかりません。実現はほぼ不可能でしょうが、猛獣に限らず野生動物を飼う生活は非常に贅沢だなと思います。飼えるものなら象やコアラを飼ってみたい。

象もコアラも東山動物園にいます。もし家が近かったら、年間パスポート買って毎月通うかも。

 

憧れの「野生動物」飼育読本
横山雅司
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