投稿者: sazanami
《気になる》十二世紀のアニメーション—国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの
日本の四大絵巻というと「源氏物語絵巻」「信貴山縁起絵巻」「伴大納言絵巻」「鳥獣人物戯画」です。わたしが見たことがあるのは鳥獣人物戯画の全巻全体と徳川美術館所蔵の「源氏物語」の断簡です。
平安時代の絵巻物がアニメのルーツだというのは確かにそうかも。アニメに限らず現在の映像表現のルーツと言えるのかも。恋愛ありサスペンスありアニメあり、って感じで。
絵巻物は絵とストーリーを楽しんで見るものですが、今の映像表現とのつながりを考えながら見るのも楽しそう。
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第3回ビブリオバトル@Fleuve caféに参加しました
4月17日に名古屋のコワーキングスペース Fleuve café で開催された「第3回ビブリオバトル@Fleuve café」に参加してきました。
[youtube]http://youtu.be/uKmO5SziWdE[/youtube]
今回紹介したのは、パコ=ロカ「皺」です。
テーマが明るくないし、参加者は学生さんや社会人になったばかりの人も多くてアルツハイマーと言ってもピンとこないだろうなあ、と思って紹介したら、なんとチャンプ本に選ばれてしまいました。紹介した自分が一番びっくりしました。
発表はぶっつけ本番でやりましたが、まさに今認知症が進んで養護老人施設にいる祖母の話や、自分が死に近づいてきたという実感を交えて話したのがよかったのかもしれません。あとはスペインのBDという珍しさでしょうか。
ビブリオバトルの数日前にアニメ映画が日本で公開されることが発表されましたが、その話も最後に少しだけしました。
ビブリオバトルで発表したのは初めてではありませんが、5分間1冊の本について語るのはなかなか難しいです。
でもとても楽しいので、また参加します。
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《気になる》飽きる力
飽きることは良くないことだと言われます。確かにすぐに飽きて投げ出してばかりいてもしようがない。
でも何かに飽きるからこそ新しいことに向かっていけるのも事実です。
一生懸命であることはとても大切だけど、一生懸命なときは視野が狭くなったり何かに固執してしまっていたりもするもの。一生懸命とかがんばるにはまってしまうと、自分自身が疲弊してしまうかもしれない。
飽きることは、そんな狭くなった世界を開く効果があるのかもしれません。
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《気になる》大魔神の精神史
わたしが映画「大魔神」三部作を見たのは、つい数年前です。衛星放送でやっていたのを録画して見ました。映画で見た大魔神は、自分の予想とは違っていました。怒り顔になっても、行動はかなり地味なんですね。もっと派手な破壊活動をするんだと思ってました。
それまでに見たことがある大魔神といえば、何かのCMで使われていた数秒の映像だけです。そのCMで初めて大魔神を見たはずなのですが、それが大魔神だとちゃんと知っていたんですよね。自分はいったい何がきっかけで大魔神を知ったのか。
わたしのように「映画シリーズは見てないけど大魔神は知ってる」という人は多いのではないでしょうか。顔が変わる瞬間の動きをまねできる人もかなりいるに違いありません。映画としてはかなり地味なシリーズだと思いますが、不思議ですね。
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《気になる》新幹線の車窓から 東海道新幹線編
新幹線の車掌からの風景って、記憶にありません。なぜなら、席に着いたら寝てしまうことがほとんどだからです。
新幹線に乗るのは遊びに行くときで、早朝に乗り込むか、仕事が終わって真っ暗になってから。よってほとんどの場合早くて眠いか疲れて眠いかなのです。指定席をとるのは「寝る場所を確実に押さえるため」と言っても過言ではありません。
とはいっても、せっかく長時間乗るのだから、景色を楽しむ余裕を持ちたいとも思います。名所でなくても、色々変わったものもあるかもしれない。
当面新幹線に乗る予定はないのですが、この本の解説を読みつつ、乗った気になるのも一興かもしれません。
メディアファクトリー
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《気になる》カバー、おかけしますか?—本屋さんのブックカバー集
最近は本にカバーをかけてもうことが少なくなりましたが、その書店がどんなカバーを使っているかは気になります。
文字だけのものあり、イラストあり、クラフト紙を使っているものはほとんどですが、それでも色も様々。
気に入ったカバーは、ぼろぼろになるまでくり返し使います。家の中をざっと見回して、これは好きだなと思うカバーはパルコブックセンター (日比野克彦デザイン)、往来堂書店、丸善あたりでしょうか。
この本は書皮友好協会が選んだ、全国の書店のブックカバーのカタログです。知らない書店のカバーに出会うのは、知らない本に出会うのと同じくらいわくわくしそう。
出版ニュース社
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《気になる》村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe
EV.Cafeという鼎談集があります。高校生の時に講談社文庫で読みました。坂本龍一と村上龍が吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、山口昌男の6人と語りあっています。当時の自分には結構難しい内容でしたが、何度も読み返しました。
そして今、21世紀版EV.Cafeが発刊されることを知って驚きました。
両方のEV.Cafeに登場しているのは浅田彰だけですが、今回もかなり面白そうです。塩崎恭久が登場しているのは、坂本龍一の同級だからですかね。
余談ですが最初のEV.Cafeで一番印象に残っているのは、確か浅田彰の回で河合雅雄について
「『猿しかかからない病原体にかかった』という圧倒的な誇りを持っている」
「病原体が身体のどこを動いているかわかる」
という趣旨のエピソードが語られていたことです。
残念ながら本が既に手元にないので、誰の発言だったかは未確認です。
河合雅雄との鼎談は第2回、浅田彰は第3回だった
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講談社
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《気になる》ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。
14歳だった時の自分のことは、おぼろげにしか覚えていません。教室の中心ではなく隅にいることがほとんどの生徒で、色々なものをこじらせつつあった時期だという記憶だけが残っています。学校は嫌いでした。
しかし今でも自分にとって一番の友人にはこの頃に出会っているので、その点ではよかったなと思っています。
さて、やたらタイトルの長いこの本。14歳にむけたブックガイドで、どう見ても定番の本は掲載されてなさそうです。
こういうところに載っている本をたくさん読んでいたら、こじれる方向が違ったかもな、と思いました。それが自分にとって吉だったのか凶だったのかは知る由もありませんが。
40代の自分は14歳の時と同じ読み方はできませんが、自分の中に固まっているものをずらすために、このブックガイドは役立ちそうです。
河出書房新社
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宣伝会議「文章力養成講座」を受講しました
宣伝会議の「文章力養成講座」を受講し、無事修了しました。
この講座では企画書やマニュアル・広報用文書など「情報を伝えるための文章=実用文」の書き方を全7回で学びます。
講座では「わかりやすい文章とは何か」から始まり、書くときの心構え、文法や構成の説明、さらには取材の技法まで。毎回の課題も自己紹介文から始まり、意見文や紹介文、エッセイから取材した上で書くレポートまで。参考図書も多数紹介いただき、非常に濃い時間を過ごすことができました。
参加者はプロのライター、企業の広報・企画担当者など「書いたり伝えることが仕事のひとつ」という方が多く、書く仕事をしているわけでもないのに「面白そうだから」というだけで参加したのは、わたしくらいだと思います。
毎回の課題は結構しんどかったです。毎回の文字数指定分を埋めるのがまず難しい。例えば1,000字と言われたら850字が精一杯で、そのまま提出した回もあります。
一方で書くことが仕事の方は、きちんと指定文字数分書いています。あるテーマについて500字書けと言われても5,000字書けと言われても、ちゃんその文字数を埋められるのがプロの書き手なんだなと思いました。
そして、自分が書いたものを客観的に見ることの難しさ。講師が「推敲していない人が多いね」とコメントしていましたが、実際推敲する前に力尽きてしまっていました。書くだけで力尽きないことと自分の文章を冷静に見つめられるようになれるかが課題です。
こんな感じで毎回書くだけで必死でしたが、7回課題を出して2回Aをとれたので、それだけでもよかった。
「講座を受けたのにその程度しか書けんのか」と言われそうですが、あとは書き続けて鍛練するしかありません。
そして語彙を増やし、自分の中の引き出しを増やすこと、客観的に文章を読む力をつけていきたいです。
講座内で紹介された「てにをは辞典」は、値段が立派だけどそのうち買おう。
《気になる》焼いた魚の晩ごはん
かもめ児童合唱団は、神奈川県は三崎で活動している児童合唱団です。
4年ほど前に日経ビジネスオンラインの紹介記事を読んで知りました。マキシシングルで「トラベシア」を歌っていて、選曲が面白いと印象に残りました。
これまでにもプロの歌手との共演があり、最近では終了したドラマ「泣くな、はらちゃん」で曲が使われています。わたしは「泣くな、はらちゃん」は見ていませんが。
合唱というと全員の声がぴしっと揃っているもの、というイメージがありますが、この合唱団はそうではありません。結構声が不揃いです。でもそれがいい。揃っていないからこそ、安心して聞けるような面があります。
このアルバムにはトラベシアの他、J-POPの名曲も収録されています。
「ただなんとなく歌を聴きたい、ひたりたい」というときにちょうどよさそうです。
バウンディ (2010-05-12)
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インディーズ・メーカー (2009-04-22)
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