投稿者: sazanami

9/17〜9/19に上京しました・書店編

9/17〜9/19に上京してきました。
最初2日で書店をいくつか回り、最終日は友人に会って食事してきました。

回った書店の記録です。

松丸本舗
東京駅で新幹線を降りて、まず向かったのがここ。
閉店する前にどうしてももう一度行っておきたかったのです。

閉店するなんて残念です

今回も「ここで本に埋もれたい」「棚の間に布団ひいて寝起きしたい」などと思いました。
閉店するなんて残念です。またどこかで再開されることを期待します。

 

往来堂書店
『本屋』は死なない」に登場した書店です。千駄木にあります。
以前文京区に住んでいたことがありますが、このあたりはまったく来たことがありませんでした。
佇まいも規模も「街の本屋さん」そのもの。でも並んでいる本を目で追っているだけでも楽しい、居心地のいい空間だなと思いました。こういう小さいけど居心地のいい書店が近所にあると、結構幸せだと思う。

「往来っ子通信 (無料)」と「千駄木の本屋さん (100円)」も入手

 

東京堂書店
水道橋にある専門学校に通っていた頃、よく来ていました。神保町の大型書店では、ここが一番好きでした。
最近リニューアルされたんですね。以前よりフロア減ってませんか? 気のせい? でも落ち着いた空間は相変わらずでうれしかった。
ブックカフェもありますが、寄ってきませんでした。お昼を食べ過ぎたせいで、飲食する気になれなかったからですorz

周囲はだいぶ変わりましたね

余談ですが約20年前の東京堂書店1階レジには、中森明夫が雑誌で「日本で3番目にショートヘアが似合う」と書いた書店員さんがいました (ちなみに1番は小宮悦子、2番目は深津絵里だったと思う)。

かつてふくろう店だった場所にあるChez moi (シェ・モワ) ものぞいてきました。女性向けの本+雑貨類のお店です。

店内がかわいらしい chez moi

 

代官山蔦屋書店
今回の上京では、松丸本舗とともにここは必ず行こうと思っていました。
背の高い棚に囲まれ「本に酔いそうだ」と思うような空間。1度に見ようとせず、足繁く通ってじっくり棚と向き合っていった方が良さそうです。
特に圧倒されたのが2階のラウンジ。古い雑誌や外国の雑誌がたくさんあって、おしゃれでゆったりした空間。雑誌はその場で読むことができるようです。古い雑誌を読むためだけに通う価値はあると思った。
今回音楽と映画のフロアはほとんど見ていませんが、書店・ラウンジ・文具と、とにかく隅々までこだわりが満ちています。
「すごいなー」とため息が出ました。

iPhone5の予約イベントやってました

 

パルコブックセンター渋谷店
学生時代、ここもよく利用していました。当時好きだった書店のひとつです。
だいぶ前にリブロに変わって、そして今年夏にパルコブックセンターに戻ったんですね。
当時の日比野克彦デザインのブックカバーが家に1枚あります。店名とともにこのブックカバーも復活していました。ちょっとうれしかった。
[ここは写真なし]

 

onlyfreepaper
パルコのファッションフロアの一角にある、フリーペーパー専門店 (雑貨の販売もあり)。日本全国から集められた、バラエティに富んだフリーペーパーの数々。コピー用紙に印刷して綴じたものから「ほんとにこれフリーなのか」という立派なものまで。
フリーペーパーがこれだけ集まったのは初めて見たので、眺めているだけでも非常に楽しかった。
せっかくなので何種類かもらってきました。

フリーペーパーの種類の多さに驚き

 

有隣堂書店横浜駅西口ザ・ダイヤモンド店
横浜で働いていた時によく利用していました。当時は宅配便が来る時間に家にいることがほとんどなかったので、HonyaClubで本を注文して、昼休みにここに取りに来ていました。

周囲の雰囲気も変わっていませんでした

 

今回は有隣堂以外で本を買ってきました。普段は本にカバーは掛けてもらわないのですが、今回は全部かけてあります。
有隣堂は友人との待ち合わせ前にのぞいただけなので、何も買っていませんが、「円城塔『屍者の帝国』刊行を前に」をもらってきました。

各書店のカバー
購入した本
有隣堂でもらってきた、円城塔「『屍者の帝国』刊行を前に」

だいぶ駆け足でしたが、楽しい書店巡りができました。
東京で行ってみたい書店はまだまだあるので、また別のコースでまわってみたいものです。

 

フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
メアリ・シェリー
東京創元社
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華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
レイ ブラッドベリ
早川書房
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恋文 (中公文庫)
恋文 (中公文庫)

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内田 百〓
中央公論新社
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気になる部分 (白水uブックス)
岸本 佐知子
白水社
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鳥の王さま ---ショーン・タンのスケッチブック
ショーン・タン
河出書房新社
売り上げランキング: 71130

 

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
リチャード ブローティガン
新潮社
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《気になる》原色 ニッポン《南の島》大図鑑

島と呼べる場所というと、沖縄と佐渡島しか行ったことがありません。
そもそも南の方はほとんど行ったことがありません。本州に限っても、兵庫以西・奈良以南は行ったことがありません。
そんなこともあって、島も色々行ってみたいと思います。暑いの苦手ですが。
大量に本を持って行って読み、あとは何をするでもなく海を眺めてぼんやりする。そういう夏休みが過ごせたらいいですね。

この本の「南の島」は、奄美以南を指しているようです。なかなか南の島に行く機会もないのですが、この本で一時旅行した気分を味わってみたいです。
わたしはまず小笠原諸島に行ってみたい。あとは可能なら南鳥島。
ここは池澤夏樹「南鳥島特別航路」を読んで行ってみたくなりました。人が定住しているところではありませんが。

 

原色 ニッポン《南の島》大図鑑
加藤庸二
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南鳥島特別航路 (新潮文庫)
池澤 夏樹
新潮社
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《気になる》大人の鉛筆

以前どこかで「2mm芯のシャープペンシルが似合いそう」と言われたことがあります。以来なんとなく気になっていました。
シャープペンシルやボールペンなど、色々な筆記具を使ってきましたが、一番自分の手になじんで使いやすいのが鉛筆です。
仕事中はシャープペンシルですが、個人の書き物は全部Bの鉛筆を使います。現在主に使っているのは0.7mm、もっと太い0.9mmや1.3mmのものも、書き味がより鉛筆に近いだろうから使ってみたい、と思っていましたが、2mmだと鉛筆そのものですね。
2mmもあったら芯はどうやって細く保つのだろうと思ったら、芯削り器があるんですね。
鉛筆そのものの芯、木目を活かした軸、芯削り器もある。これは自分にとって理想に近い筆記具かもしれません。

 

北星鉛筆 大人の鉛筆 クリップ付き 2mm B芯 1本付き OTP-680NCP
日本クリノス
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大人の鉛筆 芯削り器
大人の鉛筆 芯削り器

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北星鉛筆
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《気になる》感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく

感情は扱いづらいものです。生きていく上でもちろん必要なものだけど、時に自分の邪魔をする。時には様々なものからみ合い、自分自身でも何をどう感じているのかわからなくなったりする。
この本のタイトル「感情の整理ができる女 (ひと) は、うまくいく」は、本当にそう思う。もちろん感情を整理できただけで何もかもうまくいくとは思いませんが、少なくとも余計な荷物は背負わなくて良くなるはず。何か問題を抱えていたとしても、解決への糸口が見つけやすくなるだろうし、突発的なアクシデントが起きたって、より適切に対処対処できるでしょう。その結果、物事がうまくいくようになることは十分考えられる。

自分自身がこれまでに、感情をうまくつきあえずに疲れてしまうことを何度も経験しているので、負のスパイラルにはまらないようにするヒントに出会えそうで気になります。

 

感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく
有川 真由美
PHP研究所
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《気になる》VIVA!!カッパン

たまに活版印刷機が欲しくなります。場所も取るし手間もかかるけどあったら楽しいだろうなぁ、と思うのです。
活版印刷の時は読みやすくていいですよね。今自分が所蔵している本には活版印刷のものはあまりありませんが、比べるとやはりオフセット印刷のものより読みやすい。
活版印刷されたものが読みやすいのには、ちゃんと根拠があるそうです。以前印刷学会の人に聞いたことがあります。
わたしは絵が全くだめですが、もし絵が描ければ、自筆の絵+活版印刷で名刺やグリーティングカードを作りたいです。絵なしなら、自分の好きな詩や小説の一節などを活版で印刷して部屋に貼っておきたい。色々考えて、かっこいい印刷にできるといいだろうなあ。

 

VIVA!!カッパン
VIVA!!カッパン

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アダナプレス倶楽部
朗文堂
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《気になる》本人伝説

南伸坊がメイキャップで有名人になりきる、という「オール讀物」の連載をまとめたこの本。
まず浮かんだのが「なりきる相手が誰にせよ、そんなこと可能なのか?」。南伸坊はご存じの通り、非常に特徴ある顔 (というか頭) をしています。どんなにメイクを重ねても、あの輪郭は隠しようがない気が。隠そうと思ったら特殊メイクかCGを使うしかない気もするけど、この連載ではそれはやっていないでしょう、きっと。
しかし、なりきるためには輪郭まで同じでなくてはならないわけでもない。コロッケの物まねみたいに、暴走しているように見えても、ちゃんとまねした人に似ている、ということだって可能なはず。
その人に似るためにいったいどういうことをしているのか、非常に気になります。

 

本人伝説
本人伝説

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南 伸坊
文藝春秋
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無印良品「しおり付きシール」の代わりを探していて、いいものを見つけた

以前無印良品で売っていた「しおり付きシール」。重宝していたのですが、いつの間にか販売終了していました。
買い占めとけばよかった、しようがないから自作するか、と思っていたら、よいものを見つけました。
三省堂書店オリジナルのしおりひもです。

5本入りで210円です

個人的に無印のよりこっちの方がいいなと思いました。
気に入ったのは2点

  • 無印はしおり2本のものしかなかったけれど、三省堂のは1本のと2本のがある。わたしはしおりひもが2本必要になることがほとんどないので、1本があるのがうれしい
  • 本に貼り付ける部分が、無印は厚めのプラ板、三省堂はユポ紙。三省堂の方が薄いもの、カーブがある面にも貼りやすい
ひもの長さ35cm。A4サイズ対応

 

本に貼る部分。ユポ紙のシールです

ひもの色は無印は5色1パックでしたが、三省堂は1色5本のパックです、今回は紺を買いましたが、他にも何色かあります。
無印のものと違って身近で買えるものではありませんが (わたしの場合、これを買うためにはジェイアール名古屋タカシマヤの三省堂書店まで行かなくてはならない)、次に行ったらまとめ買いしようと思います。

 

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《気になる》文具上手

文具を特集する雑誌が花盛りですね。書店で見つけると、ついつい手に取って見てしまいます。
わたしは文房具は好きですがそこまでこだわりはないので、色々な人のお気に入り文具と活用術を見ているとほんとにすごいと思います。
この本は使っている人のインタビューがじっくり読めそうなのがいいですね。雑誌にももちろんインタビューは載りますが、どうしても限られてしまうし。
その人が文具にどうか変わるかで、その人自身が見えてくる。しっかりまとまった雑誌記事もいいけれど、こういう文字でじっくり読める本もよさそう。

 

文具上手
文具上手

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土橋 正
東京書籍
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《気になる》きのこ文学大全

著者の飯沢耕太郎は写真評論家ですが、きのこの愛好家だったとは知りませんでした。
きのこ文学ってなんでしょう。きのこをテーマにした文学? 不勉強のため、該当する作品を思い浮かべることができませんでした。
きのこを食べるのは好きです。実家は田舎にあり、秋になると近所の人が山歩きで取ってきたきのこをいただくことも多くありました。現在は買ってくる物ばかりですが、冷凍庫にストックしておいて、色々な料理に混ぜています。
きのこを食べることをテーマにした作品ばかりが紹介されているわけではないでしょうが、なんだかとてもおいしそうです。

余談ですが高校で習った国語の先生のひとりが登山家で (当然ながら登山部の顧問をしていた)、授業中に山で取ったきのこの話を聞いた覚えがあります。内容は忘れましたが「食べられるきのこの見分け方」とか、採ってきたきのこを水につけて唐辛子を振ると虫がとれる、とか。試したことはありませんが。
この先生はわたしが卒業した後に結婚し、生まれたお子さんに山にちなむ名前をつけたそうです。

 

きのこ文学大全 (平凡社新書)
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《気になる》魔術師たちと蠱惑のテーブル

ナポレオンズの背の高い方、ボナ植木の初小説。
実は雑誌記事でこの本を見るまで、ナポレオンズの2人の名前を知りませんでした。

マジシャンが書いた小説って、どんなものだろう。どんな小説にも仕掛けはあるけれど、仕掛けのプロたるマジシャンが小説にどんなものを仕掛けたのだろう。
小説の仕掛けが想像力に対してかけられるものだとすると、マジックの仕掛けは視覚にかけられるものだといえるかもしれません。
文字を追いかけながら、仕掛けがマジックを見るように目の前に立ちのぼってきたら。
小説の「読む楽しみ」に加えて、マジックの「だまされる楽しみ」で、とても楽しいだろうなぁ。

 

魔術師たちと蠱惑のテーブル
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