月: 2011年12月

12/19〜12/25にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/19-12/25] 登録11件/購入0件/読了0冊

眼鏡のしおり
COWBOOKSさんのこのツイートから。
めがね愛用者としてはすごくほしい。しかし絶対なくしてしまいそう(^^;
読書中はもともと本についているしおりひもか、本に直接無印良品のしおり付シールを貼っています(シールの粘着力を落とした上で貼る)。それ以外の文庫にもともと挟まっている紙製のしおりは、かなりの確率でなくしてしまうのです。

眼鏡のしおり – CINQ x COW BOOKS – CARGO web shop

 

 

 

 

 

Wunderlist
これまでタスク管理にはRemember The Milkを使ってきましたが、しばらくこれを使ってみようと思います。よければ完全移行します。
目的は個人のタスク管理です。仕事のタスク管理には使いません。Wunderlistはタスク+リスト(買い物リストなど)の管理がRemember The Milkより楽そうです。それがあってチェック
App Store – Wunderlist

 

 

 

 

 

日経サイエンス創刊40周年記念ノーベル賞受賞者論文復刻版
日経サイエンスのこのツイートから。
物理学は専門外なので読んでわかるとは全く思っていませんが、でもとても面白そうだと思ったのでチェック。

日経サイエンス復刻版希望アンケート | 日経サイエンス

 

 

 

 

 

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大阪の極小&巨大書店に行ってきました

先日大阪に出かけたついでに、気になる書店に寄ってきました。

まず「本は人生のおやつです!!」。
本は人生のおやつです!!

 

 

 

 

 

11月23日に行った「ちくさこしょこしょ市」で開催された、「「本屋」は死なない」著者の石橋毅史さんと、雑司ヶ谷「ひぐらし文庫」店主原田真弓さんのトークショーで紹介された書店です。店名がものすごく気になったので行ってみました。

月替わりで棚テーマがあるようです

 

かつて個人商店だったと思われる、かなり古い日本家屋の中にお店がありました。広さは3坪くらいだと思います。その中に、新刊と古書と雑貨がたくさん。本も思想系から実用書まで。文学系も時代小説あり星新一あり。
店内に3人入ると動くのも大変かもしれませんが、時々店をのぞいて書棚をながめ、店主に色々教えてもらう。そうやってゆっくり過ごしたい書店でした。
今回星新一の文庫(古本)を購入したのですが、精算のときに店主が「以前にいらっしゃったことがありますよね」とおっしゃっていましたが、人違いです。初めてなんです。でも、また大阪に来る機会があったら立ち寄ります。
お店発行のフリーペーパーもいただきました。

鞄に入れて歩いてたら皺がよってしまいました(^^;

 

そして次に、日本一広いらしいMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店へ。「本は人生のおやつです!!」から徒歩数分でした。

 

こちらはもう広すぎてくらくらする。あまりに広すぎて、それだけで疲れてしまいました。
「ない本はない」と言われているようですし、どうしても自分の周囲で見つけられない本を探しに行くのにはいいと思います。

池澤夏樹個人編集の世界文学全集全30巻 (段ボール箱入り)とかFootbridges—構造・デザイン・歴史のような高額本が置いてあるのはさすがです。

 

某市立図書館にリクエスト出したら却下された本

 

大阪にも個性的な書店は多くあると思います。機会があれば他の書店にも行ってみたいです。

 

 

余談

今回は気になる書店の他にも訪れた店があります。
まず御堂筋線本町駅近くのパン屋「パンデュース」。

ここがプロデュースした「しあわせをはこぶパン」はよく利用しています。
1泊だったので、2日目の朝食をここにしました。
イートインで「ほうれん草のフォカッチャ」と、小さいサイズの「クルミのリュスティック」。しみじみおいしかった。
ちなみに自分にとって「しあわせをはこぶパン」と岡崎の「プース」が、西三河2大パン屋です。どちらも近くに行ったら極力立ち寄ります。

そして大阪駅前第3ビル地下にある「ノードカフェ」(写真なし)。いつもお世話になっている、関西在住のライフハッカーさん達おすすめのカフェです。
ビルの商店街でここだけ雰囲気が違ってましたが(笑)、静かで落ち着いていていいですね。「これで電源があれば」というのがすごくわかります。
普段おしゃれカフェって行かないのですが、ここは気に入りました。

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12/12〜12/18にチェックした本から

先週チェックした本からいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/12-12/18] 登録22件/購入2件/金額1461円/読了1冊

Cooking for Geeks —料理の科学と実践レシピ
朝日新聞ウェブサイトの書評コーナーから。
オライリーから料理の本が出ていたのか、という驚きと、一体どういう書かれ方をしてるか知らないけど、オライリーの料理本は (いろんな意味で) むやみと楽しそうだと思ってチェック。
そして関連は全くないのですが、これを見て昔どこかの雑誌で見かけて読んでみようと思い、結局読んでいない「家政学の間違い」という本を思い出しました。これは図書館か古本屋に行かないとないでしょうが、いつか読もうと思います。

Cooking for Geeks —料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)
Jeff Potter
オライリージャパン
売り上げランキング: 2845

 

家政学の間違い
家政学の間違い

posted with amazlet at 11.12.20
ローラ シャピロ
晶文社
売り上げランキング: 650203

 

これいただくわ
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の店頭で発見。
これはかなり昔にハードカバーで読んでいます。Uブックスに入っていたことは知りませんでした。
とにかく買って買って買いまくる (そしてたまにくすねる) 小説だったと記憶しています。懐かしくなったのでチェック。

これいただくわ (白水Uブックス)
ポール ラドニック
白水社
売り上げランキング: 747966

 

古レールの駅デザイン図鑑
これもMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の店頭で発見。
昔は古レールを使った駅の設備はよく見ましたが、最近見かけなくなりました。自分が住んでいる辺りは「大都市圏の周縁地域」となるんでしょうか、自分が利用する範囲ではほとんど見かけません。
もっと田舎だと、まだまだ多そうな気はします。
古いレールのたたずまい、そして写真の美しさが気に入ってチェック。

古レールの駅デザイン図鑑
岸本 章
鹿島出版会
売り上げランキング: 709358

 

再起動せよと雑誌はいう
大阪にある書籍と雑貨の店「本は人生のおやつです!!」の店頭で発見。
わたしは雑誌の定期購読はしていませんが、気になる雑誌は結構多いです。
サイゾーウーマンの女性誌レビューなんて、品がないと思いつつ、女性誌自体をほとんど読まないのにちょくちょく見てしまう(笑)
この本で取り上げられている雑誌は硬軟入り乱れていて、レビューとして楽しそうです。

再起動せよと雑誌はいう
仲俣 暁生
京阪神Lマガジン
売り上げランキング: 4635

 

購入したのはこの2冊。

邪悪の家(ハヤカワ文庫—クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房
売り上げランキング: 43884

 

ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)
マリオ・バルガス=リョサ ホセ・エミリオ・パチェーコ オクタビオ・パス M・A・アストゥリアス カルロス・フェンテス J・E・パチェーコ マリオ・バルカス リョサ カルロス・フエンテス ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
集英社 (2011-07-20)
売り上げランキング: 192897

 

読了したのは「邪悪の家」。クリスティを読んだのは、これが初めてかもしれません。
他の作品も読んでみたくなりました

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本の「よりよい読み方」について〜再読:強く生きるために読む古典

今年初め、「強く生きるために読む古典」という本を読みました。

 

本は、頼れる仲間〜強く生きるために読む古典 – 書肆小波

 

 

 

 

当初は著者のストレートな真情の吐露に圧倒されっぱなしでした。
今改めて読み返してみて、この本は「本についての本」であるだけではない、「生き方を示す本」であることを強く感じました。

この本で取り上げられているのは以下の9冊(作品)です。

 

  • 『失われた時を求めて』(プルースト)
  • 『野生の思考』(レヴィ=ストロース)
  • 『悪霊』(ドストエフスキー)
  • 『園遊会』(マンスフィールド)
  • 『小論理学』(ヘーゲル)
  • 『異邦人』(カミュ)
  • 『選択本願念仏集』(法然)
  • 『城』(カフカ)
  • 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)

 

それぞれについて、著者がどういう状況にあるときに読み、自分が何をそこから得たかが書かれています。
著者の考えをいくつかひろってみると

本当に「知る」というのは、それについてかけがえのない体験をすること、それとともに切実な時間を過ごすこと、それを「事件」として受け止めることだ。
(p30「『失われた時を求めて』ぼくは彼女を知っている」)

 

ブリコラージュという方法を用いれば、ぼくもまた、何度でも敗者復活戦を戦える気がする!
(p46「『野生の思考』半端で役に立たない、経験のゴミ捨て場」)

 

そして、もし「場違いなこの世界」を受け入れられたなら、そのときは、それまで「場違い」感ゆえに乗れなかった行為や、意味も価値も感じられなかった物事に、親しみや喜び、いとおしさや美しさを感じることだろう。

(中略)

執着もせず、拒絶もしない、また、冷淡とも違う。そんな優しい距離感のある関わり方、つきあい方が、ぼくらにも、きっとできるようになる。
(p134『異邦人』ポジティブな思想)

 

こういった文章から著者の生き方を無理矢理一言でまとめると「誠実に生きること」になる気がします。非常に野暮ではありますが。
著者は自分のことを「できそこない」と言います。「できそこない」の人がいかに生きていくか、という人生論にもなっているのだけど、では「優良」な人にはこの本の示すものは役に立たないのでしょうか?
そんなことはない、と思います。
「優良」な人だって、今の状況では「優良」でいられても、別の局面に遭遇して自分が「実はできそこないだった」と悟るかもしれない。落とし穴のない人生なんてないのだから。
もちろん「できそこない」の人について、この逆の状況だって考えられる。「できそこない」の人はどんなときでもどこまで行っても「できそこない」か、というと、きっとそんなことはない。

落とし穴に落ちたとき、そこから這い出して生を続けるために、あるいは順調なときでも不意に足下をすくわれることを極力避けるために必要なことは、まさに「誠実に生きること」なのではないか。

そしてもう一つ、この本からわかることは「偏見なく本を読むこと」「自分の考えで本を読むこと」の大切さ。
著者は本を読むことについて

 

ぼくは本を、自分が生き延びる助けになるように読む。無能で不器用で余裕がないから、それしかできない。
(中略)
けれども、「できそこない」のぼくに必要なのは、そんな読み方なのである。
(p11「武器と仲間」)

 

と書いています。この続きには、こんな文章があります。

 

たとえば、自分が考えていることや感じていること、あるいは使っている言葉が、どうしても周囲の人々と一致しないことがある。話をすり合わせようと気を使えば使うほど、ズレは決定的になっていく。

(中略)

そんなとき、マルクスの『資本論』を思い出してはいけないか。

(中略)

『資本論』は、もちろん経済学の古典だが、ぼくは勝手に「意思の疎通が難しい状況での対話の進め方」をおそわっているのである。

(p12「マルクスの『資本論』」)

 

こういう読み方に対して

「『○○』という作品はそういう風に読むものではない」

という人もいるでしょう。それが『資本論』のような本ならなおさら。
しかしどんな本にしても「絶対的に正しい読み方」と言うのはないのではないか。「よりよい読み方」はあるかもしれないけど「正しい読み方」はないのかもしれません。
読んだ本を本当に「自分のもの」にするには、そういう予備知識をすべて取っ払った上で「自分はどう感じるか、どう考えるか」だけに向き合っていく必要があるのかもしれません。自分の感じたこと、考えたことに誠実に本を読む。
著者の本の読み方は、自分にとっての「よりよい読み方」を極めたものだと言えるでしょう。
特に古典を読もうとするとき、実際これはかなり難しいことだと思います。
古典でなくても、ある本についてのレビューなどを読んでしまうと無意識に自分の読み方がそれに引っ張られてしまうことがあると思います。
すでにある評価を頭に置いた上での読書もひとつの読み方ではあるけれど、本当にその本に向き合うことにはならないかもしれません。

この本のもとになった日経ビジネスオンラインの連載「生きるための古典 〜No classics, No life! 」に取り上げられた本を少しずつ読んでいます。それは今後も続けていきますが、今回この本から得た「誠実に生きる」「偏見なく本を読む」も、これから自分が生きていく上でのキーワードにしていきたいと思います。

強く生きるために読む古典 (集英社新書)
岡 敦
集英社 (2011-01-14)
売り上げランキング: 116224
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12/5〜12/11にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/5-12/11] 登録17件/購入0件/読了1冊

Math Girls
あぷろさんのこのツイートから。
数学ガール英語版が出版されたことは知っていましたが、日本のAmazonでも買えるようになったんですね。どこかで挑戦してみよう。

英語の本といえば、現在「巡礼コメディ旅日記」の英語版「I’m Off Then: Losing and Finding Myself on the Camino de Santiago」を読んでいます。易しい本ではありませんが、一度日本語で読んでいるから大丈夫かも、と思ってチャレンジしています。寝る前に2ページくらい、という読み方なので遅々として進みませんが。

Math Girls
Math Girls

posted with amazlet at 11.12.12
Hiroshi Yuki
Bento Books, Inc.
売り上げランキング: 4020

 

数学ガール
数学ガール

posted with amazlet at 11.12.12
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 3085

 

I'm Off Then: Losing and Finding Myself on the Camino de Santiago
Hape Kerkeling
Free Press
売り上げランキング: 71395

 

もの食う本
松丸本舗のこのツイートから。
「食べるシーン」に注目して本を読む。とても楽しそうです。単なるグルメを誇る文章には興味がありませんが、この本では食にかかわる様々な状況を味わえそうです。

もの食う本 (ちくま文庫)
木村 衣有子
筑摩書房
売り上げランキング: 16409

 

未知との遭遇: 無限のセカイと有限のワタシ
これも松丸本舗のツイートから。
「ポジティヴ」という言葉が出てくると、ちょっと心が構えてしまいます。
ポジティヴ自体が嫌なのではなく、ポジティヴという言葉が多用される状況や文脈に対して、非常な居心地の悪さを感じるからです。
ポジティヴを喧伝することばは、時に「フリルのついた暴力((c)岡崎京子)」に感じられてしまうのです。
そうではあるのですが、それでもこの本は何か気になる。なんだかわからないけど気になるのでチェック。

未知との遭遇: 無限のセカイと有限のワタシ
佐々木 敦
筑摩書房
売り上げランキング: 9642

 

読了したのはこの1冊。数学の本ですが内容は難しくないので、いつか読書会の課題で取り上げようと思います。

数学物語 (角川ソフィア文庫)
矢野 健太郎
角川学芸出版
売り上げランキング: 24554
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今年もいい本に出会えた〜2011年の10冊 #10book2011

 

昨年に引き続き、@stiloさんの企画「#10book2011」に参加します。

 

2011年に読んだ本から10冊選んでブログで発表しよう! #10book2011 – stiloの25時間目

 

 

 

 

読むのが遅いので1年で読んだ冊数は多くありませんが。
2010年と同様、順位はつけません。

書肆小波の「2010年の10冊」はこちら
2010年の10冊 #10books2010 – 書肆小波

 

 

 

 

 

強く生きるために読む古典
読書記録はこちら

生きるための古典 〜No classics, No life!」は、日経ビジネスオンラインの連載の中でも一番好きです。
本の力だけでなく、言葉の力についても気づかされた1冊。
この本(と連載)に取り上げられた本は、まだ少ししか読めていませんが、来年も引き続き挑戦していきます。

強く生きるために読む古典 (集英社新書)
岡 敦
集英社 (2011-01-14)
売り上げランキング: 142749

 

論理哲学論考
読書記録はこちら

「生きるための古典 〜No classics, No life!」を見て挑戦した本からはこれを選択。
正直言えば内容はわからなかったけど、それでも思考を紡ぐ言葉の力強さ、ひりひりする緊張感がすごかった。

論理哲学論考 (岩波文庫)
ウィトゲンシュタイン
岩波書店
売り上げランキング: 7015

 

生きるチカラ
読書記録なし

第7回西三河朝会の課題として取り上げた本ですが、これは読んでよかった。よくある自己啓発書とは違った視点で、自分のやるべきことについてヒントを得られました。

生きるチカラ (集英社新書)
植島 啓司
集英社 (2010-07-16)
売り上げランキング: 77450

 


悪童日記
一九八四年
ハーモニー

「悪童日記」読書記録はこちら
「一九八四年」読書記録はこちら
「ハーモニー」読書記録はこちら

「ぞわっときた」小説3点。「悪童日記」「一九八四年」は定番中の定番ですが、もっと早くに読めばよかった。
伊藤計劃は「虐殺器官」も「ハーモニー」もどちらも衝撃的でしたが、最初に読んだ「ハーモニー」を選択。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
アゴタ クリストフ
早川書房
売り上げランキング: 14550

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
ジョージ・オーウェル
早川書房
売り上げランキング: 1161

 

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃
早川書房
売り上げランキング: 4983

 

四十路越え!
読書記録はこちら

実にいいタイミングでこの本に出会ったと思います。自分がしていることは間違っていない、という励みになりました。この先の人生を乗り切るためのカンフル剤になったと思います。

四十路越え!
四十路越え!

posted with amazlet at 11.12.10
湯山 玲子
ワニブックス
売り上げランキング: 59787

 

巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道
読書記録はこちら

旅のよさを再認識。紀行文学としても自己啓発書としても非常によかった。
ここに書かれたような旅と出会いを、自分もできればいいな。

巡礼コメディ旅日記——僕のサンティアゴ巡礼の道
ハーペイ・カーケリング
みすず書房
売り上げランキング: 232713

 

ねにもつタイプ
読書記録なし

「しなやかな頭」「しなやかな言葉」とはどういうものか、この本を読めばわかります。
直接役に立つことは何も書いてないけれど、読んで笑いながら頭を軟らかくできる本です。

ねにもつタイプ (ちくま文庫)
岸本 佐知子
筑摩書房
売り上げランキング: 25629

 

遠い町から来た話
読書記録はこちら

「大切にしたい何か」にあふれている、涙が出るくらい美しい本。これは読んで本当によかった。心の中に「大切にしたい何か」をいつもしっかり抱いている人間になりたい。

遠い町から来た話
遠い町から来た話

posted with amazlet at 11.12.10
ショーン タン
河出書房新社
売り上げランキング: 1088

 

これらからベスト3を挙げると「強く生きるために読む古典」「巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道」「遠い町から来た話」の3点。今年はいい本に出会えたと思う。

 

 

次点
東京トンガリキッズ
東京トンガリキッズ2011

読書記録はこちら

「東京トンガリキッズ2011」は東日本大震災のチャリティで書かれた短編小説で、「東京トンガリキッズ」は再読なので次点としました。
友人に借りて「東京トンガリキッズ」を読んだのは約20年前。
「東京トンガリキッズ」にしても「東京トンガリキッズ2011」にしても、「世界が終わる日」が非常に重く響きます。

やはりこの言葉は心に響いた。


NO FUTURE、 NO CRY
(未来はないけど、泣いちゃだめだ)
(「東京トンガリキッズ」p219 一九八九年一月七日のパンクロック)

東京トンガリキッズ (角川文庫)
中森 明夫
角川書店
売り上げランキング: 130044

 

「東京トンガリキッズ2011」は期間限定 (2012年3月まで) コピーフリーです。フリー期間は当サイトで読めるようにしてあります。
本文はこちら (リンク先pdf)。
また、奥付に「当サイトでの販売金額 (500円) もしくは任意の金額の、義援金としての日本赤十字社あて送金をお願いしたい」旨の注記があります。

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11/28〜12/4にチェックした本から

先週チェックした本からいくつかピックアップします。

[MM週間記録11/28-12/4] 登録21件/購入2件/金額4889円/読了0冊

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心にふわりと灯りがともる〜遠い町から来た話

この本を知った直接のきっかけは、豊崎由美さんのこのツイートです。
これを見る直前に、この本の訳者岸本佐知子さんの「ねにもつタイプ」を読んでいて、これがすごく面白くて彼女が訳した本を読んでみたいと思っていたときだったので、とてもいいタイミングでした。

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