カテゴリー: 本の話

2012年1月16日〜2012年1月22日にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録1/16-1/22] 登録15件/購入2件/金額1429円/読了1冊

或るろくでなしの死
エキサイトレビューから。レビュー冒頭の

ここらで一発、バーンとあきらめてみませんか? 仕事とか勉強とか自己啓発とか自己実現とか、疲れるじゃないですか。細かいことを考えずに気楽にいきたいですよね。

にグッときたのと、残酷な内容だと読むのに体力がいりそうだけど、でも残酷だからこそ落ちこんだときに読むといい本かもしれない (しかしそういうときは肝心の体力がない気もするけど)、などと思ったのでチェック。

或るろくでなしの死
或るろくでなしの死

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平山 夢明
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-12-22)
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システム障害はなぜ二度起きたか——みずほ、12年の教訓
serumisuさんのこのツイートから。
みずほ銀行発足時のシステム障害についてのルポルタージュ「システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓」は発刊時に読みました。そして今回新たなルポが出たのを知ってチェック。
「みずほの教訓」では、特に覇権争い (銀行もSIも) にまつわる内情を読んで「なんだかなぁ」と強く思いましたが、「みずほ、12年の教訓」はどうなんでしょうか。

 

システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓
日経BP出版センター
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私は生まれなおしている—日記とノート 1947-1963
夢の賜物

松丸本舗のこのツイートから。
スーザン=ソンタグは前々から読んでみようと思いつつ、未だに手が出せていません。
せっかくチェックしたので、近いうちに挑戦してみようと思います。

私は生まれなおしている---日記とノート 1947-1963
スーザン ソンタグ
河出書房新社
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夢の賜物
夢の賜物

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スーザン ソンタグ
河出書房新社
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購入したのはこの2冊。

高校生のための文章読本」で「砂の本」をほんの少し読みましたが、なかなか面白そうだったので全文に挑戦します。

砂の本 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)
ホルへ・ルイス・ボルヘス
集英社 (2011-06-28)
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気楽に読める詩の本が欲しくて購入しました。

教科書の詩をよみかえす (ちくま文庫)
川崎 洋
筑摩書房
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読了したのはこの1冊。ラテンアメリカ文学もいろいろ読んでみたくなりました。

ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)
マリオ・バルガス=リョサ ホセ・エミリオ・パチェーコ オクタビオ・パス M・A・アストゥリアス カルロス・フェンテス J・E・パチェーコ マリオ・バルカス リョサ カルロス・フエンテス ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
集英社 (2011-07-20)
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1/9〜1/15にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録1/9-1/15] 登録16件/購入0件/読了1冊

つながらない生活 — 「ネット世間」との距離のとり方
ブクログのこのページから。
ネットは生活に欠かせないモノだけど、同時にストレス源にもなります。最近ストレスになることが増えたな、と感じていて、非常にうまいタイミングでこの本を見つけたと思ったのでチェック。
内容紹介で特に惹かれたのが「グーテンベルクがもたらした黙読文化」「ハムレットの手帳」の2つ。この2つ(2章?)に何が書いてあるのか、すごく気になります。

つながらない生活 — 「ネット世間」との距離のとり方
ウィリアム・パワーズ
プレジデント社
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幼年期の終り
Joy@そろ勉さんのこのツイートから。
SFも色々読んでみたいので、人が好きなSF作品は気になります。
タイトルだけだとSFだとは思えませんが、どんな作品だろう。

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))
アーサー・C・クラーク
早川書房
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生きる覚悟
読売新聞「本よみうり堂」のこの記事から。
上田紀行さんの本は約20年前に「スリランカの悪魔祓い
(現在は文庫で出ているようです)」「覚醒のネットワーク (文庫版)」を読んだきりです。
これ以降にもたくさんの著書がありますが、ずっと遠ざかっていた人です。また改めて読んでみたくなってチェック。

生きる覚悟  角川SSC新書 (角川SSC新書)
上田 紀行
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) (2011-11-10)
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大衆食堂パラダイス!
中日新聞の書評欄から。
内容紹介にある「気取らず、力強く飯を食え!」。実にいい言葉です。
今身近には「気楽に行けてごく普通の定食が食べられる大衆食堂」がありません。非常に悲しい。
学生時代に住んでいたアパートの近所に「ザ・大衆食堂」という感じの、母娘が経営する食堂があり、休日は遅く起きて日中図書館でのんびり本を読み、夜遅くならないうちにその食堂に行って定食を食べる、というのが黄金パターンでした。
そんなことを思い出し、身近にまた大衆食堂ができることを祈りつつチェック。

大衆食堂パラダイス! (ちくま文庫)
遠藤 哲夫
筑摩書房
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読了したのはこの1冊。読むのがしんどく、でも読了後はなんだか救われる気持がしました。

音もなく少女は (文春文庫)
ボストン テラン
文藝春秋 (2010-08-04)
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1/2〜1/8にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録1/2-1/8] 登録20件/購入0件/読了1冊

 

悪文 第3版
中日新聞の広告から。
名文を集めた本、名文を書くための本はたくさんありますが、悪文を集めた本はあまり聞かないな、と思ってチェック。
名文は名文であるが故に、なぜ名文なのか、どうすればこういう文章が書けるのかわかりにくい面がある気がします。名文までは行かなくても「悪くない文章」を書くためには、悪文を反面教師にした方が効果があるかもしれませんね。

悪文 第3版
悪文 第3版

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日本評論社
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スパイス、爆薬、医薬品 – 世界史を変えた17の化学物質
中日新聞の書評欄から。
タイトルが「銃・病原菌・鉄 (上巻下巻)」みたいだなと思いました。実際意識してつけていると思います。
それはともかく、タイトルにある物質はどれも人類の歴史に深く関わってきたものだけに、歴史の面からも化学の面からも非常に面白そうだなと思ってチェック。
「化学構造式の読み方も身につく」というのがどういう内容を指しているかも気になります。

スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質
ジェイ・バーレサン
中央公論新社
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終わり続ける世界のなかで
中日新聞の書評欄から。
ノストラダムスの予言は結局外れました。最近だとマヤ歴の終末の話がありますね。
ノストラダムスの予言は色々ネタにはされましたが、本気で信じていた人がどの程度いるかはわかりません。しかしその「終末」を真に受けたことでどうなっていくか、というのはおもしろそうだなと思ってチェック。
この世界に限らず何かが永続する保証なんてどこにもないし、すべてのものは始まれば必ず終わりに向かって進んでいくものですが。
ノストラダムスにしても映画「2012」にしても、結局みんな「世界の終わり」の話が大好きだから出てくるんだろうなあ、なんて思います。
2012はレンタルビデオで見ましたが、「壮大なB級映画」だな、というのが一番の感想です。

終わり続ける世界のなかで
粕谷 知世
新潮社
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2012 エクストラ版 [DVD]
2012 エクストラ版 [DVD]

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2010-03-19)
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読了したのはこの1冊。読むのにちょっと苦労した面はありましたが面白かったです。

アナーキー・イン・ザ・JP
中森 明夫
新潮社
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12/26〜1/1にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/26-1/1] 登録7件/購入1件/金額1400円/読了1冊

芸術新潮 2012年 01月号
書店店頭で発見しました。
現在神奈川県立近代美術館葉山館で開催されている「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト」。ベン=シャーンの大規模展は20年ぶり、その20年前の展覧会も見に行っています (新宿・伊勢丹美術館)。名古屋に来たら見に行こうと思っているので、予習のためにチェック。

芸術新潮 2012年 01月号 [雑誌]
新潮社 (2011-12-24)

 


Refills
Pocket Informant
Plan & Note

Refillsは日経ビジネスオンラインの記事から、Pocket InformantとPlan & NoteはTokyo Lullabyさんのこのツイートから
Plan & Noteは今回初めて知りました。RefillsとPocket Informantはスケジュール管理の定番アプリですね。
現在予定管理はgoogleカレンダー (家族と共有) と Wunderlist を使っているのですが、できれば1つにまとめたいと思っています。その候補になりそうなアプリ達をチェックしました。
googleカレンダーとWunderistで管理しているのは個人の予定だけだし、件数もかなり少ないのですが、この記事を読むとPocket InformantとGoogleカレンダーに加えてToodledoを導入するのもよさそうですね。自分にはかなりオーバースペックな気もしますが。

Refills 2.0.4(¥850)App
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Cybernet Systems Co., Ltd. – Cybernet Systems Co., Ltd.(サイズ: 14 MB)
全てのバージョンの評価: (1,479件の評価)

 

Pocket Informant (Calendar, Tasks, Notes, Contacts) 2.02.10(¥1,100)App
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Web Information Solutions, Inc. – Web Information Solutions, Inc.(サイズ: 13.7 MB)
全てのバージョンの評価: (862件の評価)

 

Plan & Note(Calendar/Task/Note) 1.6.7(¥350)App
カテゴリ: 仕事効率化
販売元: gocgogo – Sang Han Ko(サイズ: 5.2 MB)
全てのバージョンの評価: (19件の評価)

 

購入したのはこの1冊。芸術新潮は初めて購入しました。

芸術新潮 2012年 01月号 [雑誌]
新潮社 (2011-12-24)

 

読了したのはこの1冊。図書館で借りました。なんだかとても複雑なものが胸に残りました。
映画公開も近いようです。珍しく映画を見てみようかと思いました。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
ジョナサン・サフラン・フォア
NHK出版
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1999年発行の雑誌「東京人」を読む

 

ちくさこしょこしょ市で、約12年前に発行された雑誌「東京人」を買いました。
特集は「本はなんでも知っている。」。

目次です

 

特集の扉です

「私流本の探し方」では、各分野について見開き2〜3ページのエッセイが掲載されています。その中から気になった言葉を引用します。

そう、本に限らず、何事も徹していれば、開いては寄ってくるものと、今さらながら会得する。
私流本の探し方[食]本は寄ってくるもの。 (矢吹申彦)

 

…だから、漫画を探すというより、自分が探している世界を用意してくれている、そんな街や書店なら、まだどこかに潜んでいるはずである。
私流本の探し方[漫画]あちこちの棚に身を隠している。 (植田実)

 

つまり、古本に関しては、理工学系の本となると、こころもとない状況だといわざるをえない。

コンピュータ関連というジャンルは「犬の一年」(普通の業界よりも七〜八倍のスピードで変化していく) といわれるくらいだから、古書という流通システムとなじまないのは、やむをえないのかもしれない。
私流本の探し方[サイバー]理工学系の本の命ははかなくて。 (遠藤諭)

 

本は出会いです。もちろん、これは本に限ったことだけではなくて、人だったり、場所だったり、物だったり、何にせよ御縁というやつだと私は思うのです。

とどのつまり、ブラブラ探し歩く時間とみつける眼力、もちろん体力。それが物欲道へのポイントのような気がします。おっと、それと御縁、出会いや勘もお忘れなく……。
私流本の探し方[絵本]御縁は大切にしよう。(土橋とし子)

 

国会議事堂の参院側別棟にある書店「五車堂」の店長、幡場益 (はたば・すすむ) さんのインタビューに、当時の五車堂の売れ筋本が掲載されていました。

取材は1999年初頭と思われますが、ラインナップは次の通り。

国会内に書店があることは、この記事で初めて知りました。「国会で在位三十五年 (当時) の『五車堂のおやじ』を知らないのはもぐり」とのこと。取材時も自民党の衆院議員が新人を連れて五車堂にあいさつに訪れていたそうです。

 

そして大宅壮一に関するルポ、これが一番面白かった。「質草の値付け」のエピソードと「歩きながら文章を書く」エピソードで、彼のすごさがわかります。
彼は若い頃大阪の質屋で商売見習いをしていたのですが、そこでは店の主人や筆頭の番頭が、衣類や時計などの質草を使って番頭や小僧に値付けの練習をさせていたそうです。ここでいう値付けは「担保としての価値に半年分の利息をつけ、質流れになってから売っても損をしないような値段を付ける」ことです。
かれはほんの見習いのうちから番頭や先輩を差し置いて、しばしば主人とぴたり同じ価格を付け、質屋として前途有望の折り紙を付けられたそう。
ルポを書いた鹿島茂によれば、この質草のエピソードが彼の仕事すべてに通じてくるとのこと。
そしてとにかくすごいと思ったのが、「歩きながら文章を書く」エピソード。彼は歩きながら頭の中に原稿用紙をイメージしてそこを一字一字埋めていったそうです。そして帰宅してから本物の原稿用紙にそれを移していた。年に五枚と書き損じしなかったそうです。歩きながら文章を考える人はよくいるでしょうが、原稿用紙をイメージして埋めていき、帰宅したらそれを移すだけ、という技ができる人がいるとは、そして年に五枚も書き損じをしない人がいるとは思わなかった。
他にも「総合翻訳集団」の話、モンテ・クリスト伯の翻訳エピソード、古地図を巡る井上靖とのバトルなど。とにかくエピソードひとつひとつが「規格外」で、目利きとして想像以上の人でした。

大宅壮一文庫は実際に行ったことがありませんが、文庫の目録が学生時代に通っていた県立図書館にあり、社会学のレポートを書くときにお世話になりました。

 

巻末の連載に「ふるほん探偵団」という、都内の古書店を紹介する連載コラムがあります。この号では葛飾区にある親子二代の古書店が紹介されています。そのうちの次男が経営する古書店は自動車・オートバイ関係に非常に強く、四十年代の名車のカタログ、社史、自動車雑誌を多く扱っている店です。
その店主の言葉

でもたまに悪いお客さんもいて、復刻版のカタログをオーブンに入れて、古く見せかけて持ってくる人もいるんですよ(笑)

には思わず笑ってしまいました。オーブンを使うと古びさせることができるとは発見でした。やりませんがw

特集は時代に左右されない内容ですが、小特集やコラム・広告は時代を感じます。ヨーロッパのミレニアム祝祭記やNTTドコモ・東京電力の広告が特にそう。

 

 

発行された年代にかかわらず、新しい発見もあって楽しかったです。

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12/19〜12/25にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/19-12/25] 登録11件/購入0件/読了0冊

眼鏡のしおり
COWBOOKSさんのこのツイートから。
めがね愛用者としてはすごくほしい。しかし絶対なくしてしまいそう(^^;
読書中はもともと本についているしおりひもか、本に直接無印良品のしおり付シールを貼っています(シールの粘着力を落とした上で貼る)。それ以外の文庫にもともと挟まっている紙製のしおりは、かなりの確率でなくしてしまうのです。

眼鏡のしおり – CINQ x COW BOOKS – CARGO web shop

 

 

 

 

 

Wunderlist
これまでタスク管理にはRemember The Milkを使ってきましたが、しばらくこれを使ってみようと思います。よければ完全移行します。
目的は個人のタスク管理です。仕事のタスク管理には使いません。Wunderlistはタスク+リスト(買い物リストなど)の管理がRemember The Milkより楽そうです。それがあってチェック
App Store – Wunderlist

 

 

 

 

 

日経サイエンス創刊40周年記念ノーベル賞受賞者論文復刻版
日経サイエンスのこのツイートから。
物理学は専門外なので読んでわかるとは全く思っていませんが、でもとても面白そうだと思ったのでチェック。

日経サイエンス復刻版希望アンケート | 日経サイエンス

 

 

 

 

 

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大阪の極小&巨大書店に行ってきました

先日大阪に出かけたついでに、気になる書店に寄ってきました。

まず「本は人生のおやつです!!」。
本は人生のおやつです!!

 

 

 

 

 

11月23日に行った「ちくさこしょこしょ市」で開催された、「「本屋」は死なない」著者の石橋毅史さんと、雑司ヶ谷「ひぐらし文庫」店主原田真弓さんのトークショーで紹介された書店です。店名がものすごく気になったので行ってみました。

月替わりで棚テーマがあるようです

 

かつて個人商店だったと思われる、かなり古い日本家屋の中にお店がありました。広さは3坪くらいだと思います。その中に、新刊と古書と雑貨がたくさん。本も思想系から実用書まで。文学系も時代小説あり星新一あり。
店内に3人入ると動くのも大変かもしれませんが、時々店をのぞいて書棚をながめ、店主に色々教えてもらう。そうやってゆっくり過ごしたい書店でした。
今回星新一の文庫(古本)を購入したのですが、精算のときに店主が「以前にいらっしゃったことがありますよね」とおっしゃっていましたが、人違いです。初めてなんです。でも、また大阪に来る機会があったら立ち寄ります。
お店発行のフリーペーパーもいただきました。

鞄に入れて歩いてたら皺がよってしまいました(^^;

 

そして次に、日本一広いらしいMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店へ。「本は人生のおやつです!!」から徒歩数分でした。

 

こちらはもう広すぎてくらくらする。あまりに広すぎて、それだけで疲れてしまいました。
「ない本はない」と言われているようですし、どうしても自分の周囲で見つけられない本を探しに行くのにはいいと思います。

池澤夏樹個人編集の世界文学全集全30巻 (段ボール箱入り)とかFootbridges—構造・デザイン・歴史のような高額本が置いてあるのはさすがです。

 

某市立図書館にリクエスト出したら却下された本

 

大阪にも個性的な書店は多くあると思います。機会があれば他の書店にも行ってみたいです。

 

 

余談

今回は気になる書店の他にも訪れた店があります。
まず御堂筋線本町駅近くのパン屋「パンデュース」。

ここがプロデュースした「しあわせをはこぶパン」はよく利用しています。
1泊だったので、2日目の朝食をここにしました。
イートインで「ほうれん草のフォカッチャ」と、小さいサイズの「クルミのリュスティック」。しみじみおいしかった。
ちなみに自分にとって「しあわせをはこぶパン」と岡崎の「プース」が、西三河2大パン屋です。どちらも近くに行ったら極力立ち寄ります。

そして大阪駅前第3ビル地下にある「ノードカフェ」(写真なし)。いつもお世話になっている、関西在住のライフハッカーさん達おすすめのカフェです。
ビルの商店街でここだけ雰囲気が違ってましたが(笑)、静かで落ち着いていていいですね。「これで電源があれば」というのがすごくわかります。
普段おしゃれカフェって行かないのですが、ここは気に入りました。

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12/12〜12/18にチェックした本から

先週チェックした本からいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/12-12/18] 登録22件/購入2件/金額1461円/読了1冊

Cooking for Geeks —料理の科学と実践レシピ
朝日新聞ウェブサイトの書評コーナーから。
オライリーから料理の本が出ていたのか、という驚きと、一体どういう書かれ方をしてるか知らないけど、オライリーの料理本は (いろんな意味で) むやみと楽しそうだと思ってチェック。
そして関連は全くないのですが、これを見て昔どこかの雑誌で見かけて読んでみようと思い、結局読んでいない「家政学の間違い」という本を思い出しました。これは図書館か古本屋に行かないとないでしょうが、いつか読もうと思います。

Cooking for Geeks —料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)
Jeff Potter
オライリージャパン
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家政学の間違い
家政学の間違い

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ローラ シャピロ
晶文社
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これいただくわ
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の店頭で発見。
これはかなり昔にハードカバーで読んでいます。Uブックスに入っていたことは知りませんでした。
とにかく買って買って買いまくる (そしてたまにくすねる) 小説だったと記憶しています。懐かしくなったのでチェック。

これいただくわ (白水Uブックス)
ポール ラドニック
白水社
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古レールの駅デザイン図鑑
これもMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の店頭で発見。
昔は古レールを使った駅の設備はよく見ましたが、最近見かけなくなりました。自分が住んでいる辺りは「大都市圏の周縁地域」となるんでしょうか、自分が利用する範囲ではほとんど見かけません。
もっと田舎だと、まだまだ多そうな気はします。
古いレールのたたずまい、そして写真の美しさが気に入ってチェック。

古レールの駅デザイン図鑑
岸本 章
鹿島出版会
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再起動せよと雑誌はいう
大阪にある書籍と雑貨の店「本は人生のおやつです!!」の店頭で発見。
わたしは雑誌の定期購読はしていませんが、気になる雑誌は結構多いです。
サイゾーウーマンの女性誌レビューなんて、品がないと思いつつ、女性誌自体をほとんど読まないのにちょくちょく見てしまう(笑)
この本で取り上げられている雑誌は硬軟入り乱れていて、レビューとして楽しそうです。

再起動せよと雑誌はいう
仲俣 暁生
京阪神Lマガジン
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購入したのはこの2冊。

邪悪の家(ハヤカワ文庫—クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房
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ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)
マリオ・バルガス=リョサ ホセ・エミリオ・パチェーコ オクタビオ・パス M・A・アストゥリアス カルロス・フェンテス J・E・パチェーコ マリオ・バルカス リョサ カルロス・フエンテス ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
集英社 (2011-07-20)
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読了したのは「邪悪の家」。クリスティを読んだのは、これが初めてかもしれません。
他の作品も読んでみたくなりました

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12/5〜12/11にチェックした本・モノから

先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。

[MM週間記録12/5-12/11] 登録17件/購入0件/読了1冊

Math Girls
あぷろさんのこのツイートから。
数学ガール英語版が出版されたことは知っていましたが、日本のAmazonでも買えるようになったんですね。どこかで挑戦してみよう。

英語の本といえば、現在「巡礼コメディ旅日記」の英語版「I’m Off Then: Losing and Finding Myself on the Camino de Santiago」を読んでいます。易しい本ではありませんが、一度日本語で読んでいるから大丈夫かも、と思ってチャレンジしています。寝る前に2ページくらい、という読み方なので遅々として進みませんが。

Math Girls
Math Girls

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Hiroshi Yuki
Bento Books, Inc.
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数学ガール
数学ガール

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結城 浩
ソフトバンククリエイティブ
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I'm Off Then: Losing and Finding Myself on the Camino de Santiago
Hape Kerkeling
Free Press
売り上げランキング: 71395

 

もの食う本
松丸本舗のこのツイートから。
「食べるシーン」に注目して本を読む。とても楽しそうです。単なるグルメを誇る文章には興味がありませんが、この本では食にかかわる様々な状況を味わえそうです。

もの食う本 (ちくま文庫)
木村 衣有子
筑摩書房
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未知との遭遇: 無限のセカイと有限のワタシ
これも松丸本舗のツイートから。
「ポジティヴ」という言葉が出てくると、ちょっと心が構えてしまいます。
ポジティヴ自体が嫌なのではなく、ポジティヴという言葉が多用される状況や文脈に対して、非常な居心地の悪さを感じるからです。
ポジティヴを喧伝することばは、時に「フリルのついた暴力((c)岡崎京子)」に感じられてしまうのです。
そうではあるのですが、それでもこの本は何か気になる。なんだかわからないけど気になるのでチェック。

未知との遭遇: 無限のセカイと有限のワタシ
佐々木 敦
筑摩書房
売り上げランキング: 9642

 

読了したのはこの1冊。数学の本ですが内容は難しくないので、いつか読書会の課題で取り上げようと思います。

数学物語 (角川ソフィア文庫)
矢野 健太郎
角川学芸出版
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今年もいい本に出会えた〜2011年の10冊 #10book2011

 

昨年に引き続き、@stiloさんの企画「#10book2011」に参加します。

 

2011年に読んだ本から10冊選んでブログで発表しよう! #10book2011 – stiloの25時間目

 

 

 

 

読むのが遅いので1年で読んだ冊数は多くありませんが。
2010年と同様、順位はつけません。

書肆小波の「2010年の10冊」はこちら
2010年の10冊 #10books2010 – 書肆小波

 

 

 

 

 

強く生きるために読む古典
読書記録はこちら

生きるための古典 〜No classics, No life!」は、日経ビジネスオンラインの連載の中でも一番好きです。
本の力だけでなく、言葉の力についても気づかされた1冊。
この本(と連載)に取り上げられた本は、まだ少ししか読めていませんが、来年も引き続き挑戦していきます。

強く生きるために読む古典 (集英社新書)
岡 敦
集英社 (2011-01-14)
売り上げランキング: 142749

 

論理哲学論考
読書記録はこちら

「生きるための古典 〜No classics, No life!」を見て挑戦した本からはこれを選択。
正直言えば内容はわからなかったけど、それでも思考を紡ぐ言葉の力強さ、ひりひりする緊張感がすごかった。

論理哲学論考 (岩波文庫)
ウィトゲンシュタイン
岩波書店
売り上げランキング: 7015

 

生きるチカラ
読書記録なし

第7回西三河朝会の課題として取り上げた本ですが、これは読んでよかった。よくある自己啓発書とは違った視点で、自分のやるべきことについてヒントを得られました。

生きるチカラ (集英社新書)
植島 啓司
集英社 (2010-07-16)
売り上げランキング: 77450

 


悪童日記
一九八四年
ハーモニー

「悪童日記」読書記録はこちら
「一九八四年」読書記録はこちら
「ハーモニー」読書記録はこちら

「ぞわっときた」小説3点。「悪童日記」「一九八四年」は定番中の定番ですが、もっと早くに読めばよかった。
伊藤計劃は「虐殺器官」も「ハーモニー」もどちらも衝撃的でしたが、最初に読んだ「ハーモニー」を選択。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
アゴタ クリストフ
早川書房
売り上げランキング: 14550

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
ジョージ・オーウェル
早川書房
売り上げランキング: 1161

 

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃
早川書房
売り上げランキング: 4983

 

四十路越え!
読書記録はこちら

実にいいタイミングでこの本に出会ったと思います。自分がしていることは間違っていない、という励みになりました。この先の人生を乗り切るためのカンフル剤になったと思います。

四十路越え!
四十路越え!

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湯山 玲子
ワニブックス
売り上げランキング: 59787

 

巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道
読書記録はこちら

旅のよさを再認識。紀行文学としても自己啓発書としても非常によかった。
ここに書かれたような旅と出会いを、自分もできればいいな。

巡礼コメディ旅日記——僕のサンティアゴ巡礼の道
ハーペイ・カーケリング
みすず書房
売り上げランキング: 232713

 

ねにもつタイプ
読書記録なし

「しなやかな頭」「しなやかな言葉」とはどういうものか、この本を読めばわかります。
直接役に立つことは何も書いてないけれど、読んで笑いながら頭を軟らかくできる本です。

ねにもつタイプ (ちくま文庫)
岸本 佐知子
筑摩書房
売り上げランキング: 25629

 

遠い町から来た話
読書記録はこちら

「大切にしたい何か」にあふれている、涙が出るくらい美しい本。これは読んで本当によかった。心の中に「大切にしたい何か」をいつもしっかり抱いている人間になりたい。

遠い町から来た話
遠い町から来た話

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ショーン タン
河出書房新社
売り上げランキング: 1088

 

これらからベスト3を挙げると「強く生きるために読む古典」「巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道」「遠い町から来た話」の3点。今年はいい本に出会えたと思う。

 

 

次点
東京トンガリキッズ
東京トンガリキッズ2011

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「東京トンガリキッズ2011」は東日本大震災のチャリティで書かれた短編小説で、「東京トンガリキッズ」は再読なので次点としました。
友人に借りて「東京トンガリキッズ」を読んだのは約20年前。
「東京トンガリキッズ」にしても「東京トンガリキッズ2011」にしても、「世界が終わる日」が非常に重く響きます。

やはりこの言葉は心に響いた。


NO FUTURE、 NO CRY
(未来はないけど、泣いちゃだめだ)
(「東京トンガリキッズ」p219 一九八九年一月七日のパンクロック)

東京トンガリキッズ (角川文庫)
中森 明夫
角川書店
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「東京トンガリキッズ2011」は期間限定 (2012年3月まで) コピーフリーです。フリー期間は当サイトで読めるようにしてあります。
本文はこちら (リンク先pdf)。
また、奥付に「当サイトでの販売金額 (500円) もしくは任意の金額の、義援金としての日本赤十字社あて送金をお願いしたい」旨の注記があります。

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